アドバンテージ

2017.8.27|ウインロード通信


 
夏期講習も終盤戦。中3生達の140時間特訓も残りわずかとなりました。この夏休みの期間をほとんど塾で過ごした中3生も少なくない。塾が開くと同時にやってきて、閉まるまで勉強して帰宅する。そんなキツイ生活を休むことなくやり通した子達。学校の課題(新研究)をいち早く終わらせて、自分のやりたい勉強に時間を費やす。あと少しですね。この子達は夏休み最後の仕上げ、既習内容の総復習に入っている。もうこの時期くらいしかそれができないことがわかっている。2学期以降は新たに学習する内容に力を注ぎ込みたい。中3・2学期以降の内容は高校入試だけでなく、高校に入学してからの伸びを支える重要な単元が散りばめられています。
 

中には、どんなに塾に来るように誘っても、授業時間以外顔を出さない子もいる。最後まで誘い続けましたがどうも授業以外の時間を塾で過ごすのはキツイみたいで。家で学校の課題を進めているのかと思いきや、そんな様子もない。宿題はたまる一方。夏休みも終わりに近づいてくると「新研究を終わらせるにはどうすればいいのか?」なんて質問がきたりする。
 

前者と後者でどれだけの差が生まれるか想像がつきますかね?夏休み勉強し続けた子達を逆転するには2学期以降、どれだけの努力を重ねなければならないか。
 

早めに終わらせようと決意し、自ら進んで取り組んできた新研究。提出日に間に合わせようと、間際になって仕上げた新研究。質・量共に前者が圧倒するのは一目瞭然です。
 

でもね、もう仕方がない。夏休みは終わっちゃう。夏休みをどう使おうが自分の勝手だ。遊びたい気持ちを押し殺して頑張った子もいるし、さほど勉強もせず楽しく過ごしちゃった子もいる。それは紛れもなく自分自身が選択して築き上げた夏休みだ。
 

夏休みの間、頑張ってきた子達のアドバンテージは恐ろしく大きいよ。彼らに追いつこうと、これから一生懸命勉強しても追いつけないかもしれない。こんなにまとまって勉強できるチャンスはこの夏が最後。冬休み明けには私立特奨入試が行われる。冬休みは入試問題演習に集中したい。それを見越して、中3・2学期は誰もが無理矢理学習時間を確保して勉強してくる。夏休みにしっかり勉強して基礎が身についている子達は1時間の勉強量・勉強の質が圧倒的である。ちょっと勉強したくらいじゃどうにもならないよ。

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