多すぎる質問は…

2020.7.11|ウインロード通信


 

「質問が沢山ある」というのはしっかり学習しているからこそ起こす行動だと思われがちですが、質問が多すぎる子達を見ていると、私たちはいつも「今回は成績が下がるだろうな・・・」と思ってしまいます。
 

 不思議ですがこの予想は例外なく当たる。質問で問題を解決していったのになぜこのようなことが起こるのか?実はわかっていなかったのか?いいえ、そんなことはありません。理解していると思います。疑問点がわかったあと晴れやかな顔をしているわけですから。
 

 成績を上げるコツ、高得点を獲得するコツは「質問しまくること」ではないからです。もっと言うと「アウトプットの学習に時間が費やされていない」ということである。
 

 仮に質問に来て問題を解決したとしましょう。類題を解いてみましたか?次の日にもう一度質問した問題を解いてみましたか?これがなされていない場合、疑問点を解決したところで得点に結びつくことはありません。
 

 成績がビックリするほど伸びる子達の特徴は「アウトプットの学習に多くの時間を割いていること」です。
 

 例えば、今回のビッグバン!!。成績上位層の子達は初日の段階で「テスト範囲の学習を一通り終えている」わけです。毎日塾に通ってきて「アウトプットの学習」に力を注ぎ込んでいるわけですね。成績が伸びにくい子達はテスト勉強の時間を「インプット学習」に費やす。その段階で疑問点が出てくると質問にやってくる。知識を覚え込んでいる段階で来る質問は「平方根がわかりません」ととてもアバウトなもの。
 

 ビッグバンの時間は「アウトプットに全力を注ぐ時間」だと決めている子達は安定して高得点を獲得してくる。プラス質問は全くない。心配してこちらから「疑問点はある?」と聞いてしまうほど。
 

 また、静かに勉強している空間に違和感があるのか、耐えかねて教室からちょくちょく出てくる子も伸びませんね。今回、私たちからはっきりと「そんな感じでは成績が伸びないよ」と言われている子達もいます。「これだけやってるんだからそんなはずはない」という顔をしていましたが、そろそろ成績表が返ってくるため現実を目の当たりにすることでしょう。
 

 今回、成績を激伸びさせた子は私たちに質問することは全くありませんでした。ただひたすらに、黙々とアウトプットに励んでいましたね。成績の伸びは「アウトプットの学習量」に比例する。

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