化学Ⅱ講座 沸点上昇・凝固点降下

2013.7.4|江本の化学勉強法シリーズ

今回、高校3年生はこの単元がテスト範囲となっているところが多い。

沸点上昇・凝固点降下

 

この単元、化学Ⅱの理論化学の中でもかなり「おいしい」分野だ。

苦手・・・と思っているのはタダの思い込み。

 

実際紐解いてみると

 

「えっ?たったこれだけ!?」

 

という感想を持つだろう。

気体分野、平衡分野に比べるとかか労力はほぼ無いに等しい。

ぜひマスターしちゃってください。

大学入試2次試験で出てきたら、絶対に正解しなきゃいけない。

 

 ⊿t = K・m

(それぞれの記号の意味はしっかり学習しておこう!)

 

さて、上記の式でOKだけど、注意しておかないといけないのが

 

「答えを解答用紙に書く時」

 

である。

答えが出た!!

と喜んでそのまま記入しちゃうと

 

アウト!

 

せっかく解けていたのに、答えの書き方が悪くて×になるってケースがかなり多い。

 

それはね

 

上式で導き出せるのは「温度変化」だからだ。

 

沸点上昇・凝固点降下の問題は必ず

 

「沸点は何℃ですか?」

「凝固点は何℃ですか?」

 

と問われる。

つまり、「温度変化」を答えるのではなく

「沸点や凝固点」を答えなきゃダメだってことだ。

 

例えば、水の沸点上昇の問題で、温度変化が0.52だったとする。

答えるときは必ず水の沸点100℃に足してあげてくださいね。

100+0.52 = 100.52

答え:100.52℃

これでやっと○がもらえる。(有効数字のこともしっかりと考えて!)

慌てずに、最後までしっかりと解いてくださいね。

簡単な割には、最後にとんでもない「落とし穴」が待っている。

意外と忘れますよ。本当に気をつけて。

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