残念ながら多くの人が大失敗・・・

2024.8.10|ウインロード通信


「苦手科目、苦手分野を克服するぞ!」と意気込んでいることだと思います。

「勉強する!」と意気込んでいる時によく起こるのが

「多くの問題を解く」という目標を立ててしまうことである。

 

この目標、残念ながら多くの人が大失敗します。

 

不思議に思うかもしれませんが、かなりの問題数をこなした割には

得点に結びつかないのです。

特に中学生に多い「新しい問題をください」という言葉。

私はこの言葉が嫌いだ。特に「1次関数の問題をください」なんていう

抽象的な言い方は本当に嫌いです。

 

私は前回渡したものと全く同じ問題を渡すことが多い。

全く同じ問題であるにも関わらず気づいていない子も多い。

仮に「あれ?先生。この問題解いたことありますよ。」と気づいたとしましょう。

気づいたことは評価する。しかし「いいから、もう一度解いてみて。」と

言ってやらせてみると、前回と同じ間違い方をしている、

あるいは全く解けないということも珍しくない。

 

これこそが「勉強している割には成績が伸びない」という諸悪の根源である。

そもそも「問題を解き散らかす」=「勉強」だと思ってはいけない。

勉強とは「×」を「〇」に変えていくことだ。

数学が苦手なら自分が間違えた問題を繰り返し復習し、

その1問が完璧に説明できるまでやり込めばいいだけの話である。

「答えを覚えてしまっているから」という言い方をする子もいますが、

例えば、数学や理科でこの問題の答えは「35」と覚えていても

何も問題ないと思います。

その答えにたどり着く「プロセス」を書き出すことができなけ

れば意味がありません。

 

問題を解き散らかしても得るものはありません。

新しい問題に手を出すことが勉強だと思ってはいけません。

「復習」を一切しないで成績を伸ばせた人なんていませんから。

 

最後にとっても参考になるお話を・・・

 

WINROADには学年1位の座を守り続けている子が何人もいます。

その子達は「1冊の問題集を完璧にする」「繰り返し復習する」ことに徹している。

それ以外は全く興味がない様子。

新しい問題を解きたいというのは最後の仕上げの段階。

それまでは「新しい問題をください」なんて一言も発しません。

 

さあ!今すぐ実戦してみて下さい。

すぐに行動することも大事ですよ!

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