ウインロードは今年度で開校8年目を迎えました。
本日、ウインロード開校初年度に薬学部薬学科に合格した教え子が
塾に顔を出してくれました。ウインロード高校部1期生Yさんである。
彼女が大学に合格してから6年・・・
薬剤師国家試験に合格して
「薬剤師」になって現れたのです!
「先生に報告したくてきちゃいました(笑)」
ウインロード卒塾生「薬剤師 第1号」誕生です(^^)
本当におめでとう!!!
「江本先生に化学を習っていなかったら、薬剤師なんて夢のまた夢でした」
もうね、そんな嬉しすぎる言葉・・・素直に喜びます(笑)
さて、絶大な人気を誇る職業の1つ薬剤師
大学入試で「薬学部薬学科に合格するのは大変!」というのはよく聞く話ですが
薬剤師国家試験に合格するにはどのくらい勉強したのか?
なかなか聞ける話ではありませんよね?
「毎日、泣きながら勉強しました・・・本当に苦しかった」
と壮絶な試験勉強だったことを話してくれました。
さらに、彼女の高校時代のエピソードをお話すると、Yさんがどれだけ過酷な道のりを歩み、薬剤師になったのかがわかると思います。
ここから先、興味のある方は読んでみてください。あなたが来年度の受験生であるならば、モチベーションアップにつながるかもしれません。
6年前の話です。
塾を開校する前、私は某私立高校特進科の難関大理系クラスで
化学Ⅰ・Ⅱ(現在は化学基礎・化学ですね)の授業を1年間担当した。
「江本先生、すみません。」
最後の授業が終わった頃、2年生文系クラスの生徒が私のところにやってきた。
Yさんだ。
「理系クラスの子達が、江本先生に化学を習うと、すごくできるようになると言っていたので。相談したいことがあるのですが・・・」
話を聞いてみると、文系から理系に転向し、薬剤師になりたいと言う。
高3で文系から理系に変更するのは、あまりにもリスクが高すぎる。
私がこの仕事をはじめてから今日まで、文系から理系に転向したのは
この子以外見たことがない。それほど衝撃的な決断なのだ。
「それで、ちょっと問題が・・・私、文系だったので化学の授業を受けてないのです。」
入試まで1年を切っている時に、化学を1から勉強し、化学どっぷりの薬学部へ進学したいというのだ。
「江本先生に化学を習ったら、間に合うかもしれないと思って」
私は、ハイリスクな決断であること、どれだけ大変な道のりであるかを話した。
Yさんは本気だった。気持ちがブレない。
正直、私も初めての経験なのでどうなるかわからない。
それでも本気でやるならば、僕は全力でサポートすると約束した。
数週間後、ウインロードが開校し、Yさんは私に化学を習うために入塾。
まもなく、学校で全統模試(河合塾模試)が実施された。
当然ながら結果は散々。得点は2割。理系最下位である。
しかし、ここから目を疑うようなハイスピードで化学の得点が上昇していく。
これまでたくさんの生徒に化学を教えてきて、Yさんの成長スピードを超えることができた生徒を、私は見たことがない。
散々な結果だった模試から2ヶ月後、再び全統模試(河合塾模試)を受験。
ここで、信じがたい事実を目にする。
正直に言うと・・・私自身も想定外(笑)
化学の得点は9割を超えていた。おまけに理系クラスで1位を獲得!
最下位からいきなりトップに立ってしまったのだ。
「いったい何が起きたの??」と
学校の先生達に衝撃が走るほどの激伸びだ。
その後も厳しい勉強を重ね、春には念願の薬学部へ進学。
そして、国家試験に合格して薬剤師になった。
Yさんは「先生がいなかったら・・・」と言ってくれましたが、こんな偉業を成し遂げられるのは、本人の努力以外考えられない。
「きっかけ」
それを自分のものにできるかどうかは本人次第である。
「夢は叶えるもの」である以上、自分以外の誰かに授けてもらうことは、絶対に不可能なわけで。
・・・今度、Yさんにお頼みして特別講演会をしてもらいましょうかね?
絶対為になるお話をしてくれると思います。
これからのYさんの活躍をお祈り申し上げます。
今日は本当にありがとう!
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