小学生のうちに身に着けてほしいこと⑧

2014.11.23|小学生のうちに身に着けてほしいこと 江本のつぶやき


★忘れ物をしない

忘れ物が多い子はなかなか成績が伸びません。「忘れ物をする」というのは一見、成績とは無関係のものだと感じるかもしれません。しかし、目に見えない部分で非常に大きな影響を及ぼしています。具体的にはどのような影響があるのでしょうか?

 

1つ例を挙げて見てみましょう。指導が終わる時に、次の指導日に必要なテキスト類を連絡することがあります。(いつもは持ち歩いていないもので、急遽必要になるものです。)特に中学生は次の定期考査でさらに成績が伸びるように、テスト日程を考えて指示を出します。しかし、次の指導日に持ってきていない。これでは計画していた指導を実行することが出来ません。早目の準備をしてきたのに、この日に計画していた指導を受けられないために、前回のテスト勉強の時と同じペースに戻ってしまいます。

次回は絶対に忘れないように何度も念押ししますが、また次の指導日も忘れている。これが当然の状態になると、上記のような不都合が見えなくなります。「忘れ物を繰り返す」ことによって、成績が下降するのは容易に想像できますね。回数が多いほど、成績は恐ろしい勢いで下がっていきます。

 

成績が下降するくらいならまだかわいいものです。これが高校入試本番、大学入試本番だったらどうでしょう?何年間にも渡って培われてきた習慣は重要な場面で牙をむきます。「受験票を忘れた」「筆記用具を忘れた」などなど。試験開始時刻が差し迫った緊張状態で、この緊急事態を回避するために費やされる労力は想像をはるかに超えます。試験会場で気持ちを落ち着かせるために使いたい時間は、こうして奪われていきます。

 

忘れ物をしない習慣は小学生のころにきちんと身につけておきたいところです。小学校に入学した時に、学校の先生からも「次の日の授業の準備は前日にしておきましょう」という指示を出されていると思います。朝の慌ただしい時間帯に急いで準備をしていると、かなりの確率で忘れ物をする習慣が育っていきます。それだけは絶対に避けておきたいところです。

 

私たちの指導経験からも、医歯薬系学部や難関大学合格を勝ち取った子達の習慣の1つに

 

「忘れ物をしたことがない」

 

というのがあります。難関大学・学部に合格するには「1日も疎かにできない」という意志が伝わってきますね。

Follow me!

コメント一覧

コメントはありません。

この記事にコメント

コメントは締め切られました。

PAGE TOP