2021年(2020年度)から新大学入試 大学入学共通テストへと移行しました。
しかし、2025年に大きな変化が控えているのをご存知でしょうか。
先日、2025年(2024年度実施)新課程入試 大学入学共通テストの科目が決定したということで、文部科学省「共通テスト実施大綱の予告」が公表されました。現在の中学3年生からはこの新課程入試を受験することになります。
全科目公表されておりますが、まずは数学から。
現行の大学入学共通テストの数学についておさらいしておきましょう。
<<現行課程>>
「数学Ⅰ」「数学Ⅰ、数学A」から最大1科目選択
「数学Ⅱ」「数学Ⅱ、数学B」「簿記・会計」「情報関連基礎」から最大1科目選択
となっています。多くの受験生が「数学Ⅰ、数学A」、「数学Ⅱ、数学B」を選択します。
※数学Aは「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」の出題から2項目を選択解答。
それでは、新課程の数学はどうなるのか?
<<新課程>>
「数学Ⅰ」「数学Ⅰ、数学A」から最大1科目選択
「 数学Ⅱ、数学B、数学C 」
※数学Aは「図形の性質」「場合の数と確率」をすべて解答。
ここで注目して欲しいのは「数学C」が入っていること。
新課程では数学Ⅲ、数学Cという括りになります。
新課程の数学については以下の表を参照してください。
数学C は「ベクトル、平面上の曲線、複素数平面」という単元が入る予定です。
現在、「平面上の曲線、複素数平面」は理系の子達だけが数学Ⅲで学習する内容だが、
新課程の入試では大学入学共通テストに登場!文系の子達も学習する必要に迫られています。
文系に進んでいる子達は数学Ⅰ,A,Ⅱ,B,Cの5冊を学習することになるため、現行課程よりも負担増となる。
大分理系専門塾WINROADは高校生の数学、化学、物理、生物を専門で指導しています。共通テストだけでなく、最難関国公立大学2次試験まで直接指導しているため、このような変化にもすぐに対応可能です。これらの変化を意識して先取り学習を進めている塾生達が多数在籍しております。体験学習も実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
【現行版】 【改訂版】
数学Ⅰ | ・数と式
・図形と計量 ・2次関数 ・データの分析 |
➡ | 数学Ⅰ | ・数と式
・図形と計量 ・2次関数 ・データの分析 |
数学Ⅱ | ・いろいろな式
・図形と方程式 ・指数関数・対数関数 ・三角関数 ・微分・積分の考え |
➡ | 数学Ⅱ | ・いろいろな式
・図形と方程式 ・指数関数・対数関数 ・三角関数 ・微分積分の考え |
数学Ⅲ | ・平面上の曲線
・複素数平面 ・極限 ・微分法 ・積分法 |
➡ | 数学Ⅲ | ・極限
・微分法 ・積分法 |
数学A | ・場合の数と確率
・整数の性質 ・図形の性質 |
➡ | 数学A | ・場合の数と確率
・図形の性質 ・数学と人間の活動 |
数学B | ・ベクトル
・数列 ・確率分布と統計的な推測 |
➡ | 数学B | ・数列
・統計的な推測 ・数学と社会生活 |
数学活用 | ・数学と人間の活動
・社会生活における 数理的な考察 |
➡ | 数学C | ・ベクトル
・平面上の曲線 ・複素数平面 ・数学的な表現の工夫 |