(問題)〇℃の水□gの中に、△℃に熱した金属の球を入れてしばらくすると、水温は( )℃となる。
こんな問題を見かけたことがあるかと思います。水の中に加熱した金属球を入れて……って、温度差のある水を混ぜる問題だったら楽なのに……って思いませんかね?
それだったら「金属球のg」を「水のg」に変えてしまえば良いのでは?
ではでは、魔法の公式をご紹介
(金属のg 数)×(比熱)=(金属のgを水のg数に変換した値)
「比熱」がどのようなものか考えてみるとよくわかる。
例えば、水の比熱(比熱が大きい = 温まりにくく冷めにくい、比熱が小さい = 温まりやすく冷めやすい)を1 カロリー/g・℃ と考えると、アルミニウムは0.2カロリー/g・℃。これはアルミニウムのg数の5分の1が、水のgと同じと考えることができるよね。
だから、(金属のg 数)×(比熱)=(金属のgを水のg数に変換した値)となるわけだ。
苦手な人も、得意な人も知っておくと便利ですよね。
(大分理系専門塾WINROAD 江本)