問題 \( (x^2-2x+a)^2+(x^2-2x+a)+b=0 \)(a、bは実数の定数)を満たす実数xは
ちょうど2個あり、そのうちの1つだけが\( 0<x<1 \)である。
このとき点(a、b)の存在する範囲を図示せよ。
まずは\( t=x^2-2x+a \)と置き換えることは皆考えることでしょう。
置き換えると\( t^2+t+b=0 \)となります。
ここで、もう少し考えます。
\( t^2+t+b=0 \)は2次方程式なので次の3つのような解が考えられます。
1) 異なる二つの実数解α、βを持つ。
2)重解γを持つ。
3)異なる2つの虚数解を持つ。
題意から3)は考えなくてもよいでしょう。
まず1)の場合
\( \alpha=x^2-2x+a \)および\( \beta=x^2-2x+a \)となります。
実数xがちょうど2個ということから片方が異なる2つの実数解を持ち
もう片方が虚数解を持つということになります。
ではもう少し、

図のように1)を満たすのは
\( a-1<t<a\)でtが1つ定まり
\( t<a-1 \)でtがもう一つ定まる事
となります。
つまり2次方程式
\( t^2+t+b=0 \)が
\( a-1<t<a\)の範囲と
\( t<a-1 \)の範囲で
1つずつ解を持てば良いのです。
これは図で表すと
のようになり。
\( \begin{cases}f(a-1)<0\\f(a)>0\end{cases} \)
\( \begin{cases}(a-1)^2+(a-1)+b<0\\a^2+a+b>0\end{cases} \)
\( \begin{cases}b<-(a-1)^2-(a-1)\\b>-a^2-a\end{cases} \)・・・①
次に2)の場合
図のように2)を満たすのは
\( a-1<t<a\)でtが1つ定まり
これが重解である。
ということになります。
つまり2次方程式
\( t^2+t+b=0 \)が
\( a-1<t<a\)の範囲で
重解を持てば良いのです。
これは図で表すと

のようになり
軸がa-1とaの間にあるので
\( a-1<-\dfrac{1}{2}\\-\dfrac{1}{2}\)
よって\( -\dfrac{1}{2}<a<\dfrac{1}{2} \)
\( \begin{cases}判別式D=0\\f(a-1)>0\\f(a)>0\\ -\dfrac{1}{2}<a<\dfrac{1}{2}\end{cases}\)
\( \begin{cases}D=1^2-4b=0つまりb=\dfrac{1}{4}\\b>-(a-1)^2-(a-1)\\b>-a^2-a\\-\dfrac{1}{2}<a<\dfrac{1}{2}\end{cases} \) ・・・②
以上より①、②の示す範囲を図示すると次のようになります。

(大分理系専門塾WINROAD 首藤)