問題
\( f(x)=x^3+2x^2+2 \)とする。\( |f(n)| \)と\( |f(n+1)| \)がともに素数となる整数nを全て求めよ。
\( |f(n)|=|n^3+2n^2+2|=|n^3+2(n^2*1) |\)と考えると
nが奇数のとき\( |f(n)| \)は奇数となり、nが偶数のとき\( |f(n)| \)は偶数となります。
また\( |f(n+1)|=|(n+1)^3 +2\{(n+1)^2+1\}\)であることから
nが奇数のときn+1は偶数なので\( |f(n+1)| \)が偶数となり、
nが偶数のときn+1は奇数なので\( |f(n+1)| \)が奇数となります。
つまり片方が奇数でもう片方が偶数である素数ならば偶数の方は2となります。
①\( |f(n)|=2 \)のとき\( n^3+2n^2+2=\pm2 \)なので
(i) \( n^3+2n^2+2=2 \)のとき\( n^2(n+2)=0 \)より\( n=0、-2 \)
n=0のとき\( |f(0)|=2 \)、\( |f(1)|=1+2+2=5 \)どちらも素数なので題意を満たす。
n=-2のとき\( |f(-2)|=2 \)、\( |f(-1)|=-1+2+2=3 \)どちらも素数なので題意を満たす。
(ii)\( n^3+2n^2+2=-2 \)のとき\( n^3+2n^2+4=0 \)
ここで止まってしまいますよね。
これが整数解を持つのであればその候補は\( n^3 \)の係数は1、定数項は4なので
\( \pm\dfrac{4の約数}{1の約数} \)であるから\( \pm1、\pm2、\pm4 \)
これらは全て解とはならないので整数解は持たない。
別のアプローチだと
\( n^3+2n^2=-4\\n^2(n+2)=-4 \)
なので\( n^2 \)は4の約数である。
nは整数であることから\( n=\pm1、\pm2 \)これらは全て解とはならないので整数解は持たない。
②\( |f(n+1)|=2 \)のとき①より\( n+1=0、-2 \)となるので\( n=-1、-3 \)
n=-1のとき\( |f(-1)|=3 \)、\( |f(0)|=2 \)どちらも素数なので題意を満たす。
n=-3のとき\( |f(-3)|=3 \)、\( |f(-2)|=2 \)どちらも素数なので題意を満たす。
①②より\( n=-3、-2、-1、0 \)となります。
(大分理系専門塾WINROAD 首藤)