「1,2,3,4,5,6,7,8,9の中で、素数だけを選んでください」
素数とは「1と自分の数でしか割ることのできない数字」。では、1〜9の中で素数はどれか。
答えは 2,3,5,7 の4つです。
「1」を選んだ方もいると思います。しかし、1は1でしか割ることができず「1と自分の数」という“2つの数”で割れる、という素数の条件を満たしません。そのため「1」は素数ではありません。
この問題、先日行われた全国学力調査で中学3年生が解いたところ、正答率が 32.2% だったようです。100人いたら、30人程度しか「素数」の意味を分かっていないこということですね。中学3年生の約7割が「素数」の意味を知らない。
ここで考えさせられるのは、難しい計算ができないという話ではありません。問われているのは、まさに「基本の理解」です。「素数」という言葉の定義を押さえ、それに当てはめて判断する。学力の土台となるはずの力が、想像以上に揺らいでいるのかもしれません。
本当に大事で、基本的なものを忘れてしまっているのではないだろうか。
公式や解法以前に、用語の意味(定義)を言葉で確認し、例外まで含めて整理することが大切です。単なる暗記で終わらせてはいけない。
基礎は地味ですし、深く考えることが面倒くさいと思う場面もあります。しかし、基礎が固まるほど応用は伸びます。
学力は、派手なテクニックより「基本の理解」から立ち上がります。
「自分には難しい問題を解くことが必要だ!」と、基礎をいいかげんに終わらせて、その後の問題演習がただの苦行と化している子達は意外と多いですよ。今一度「基本を理解することの大切さ」を!
(大分理系専門塾WINROAD 江本)
