みなさんこんにちは。明野の塾、進学予備校ウインロード大分明野校の首藤です。


受験生にとっては、いよいよ追い込みの時期になりました。

難しい問題がなかなか出来ず、心が折れそうになってはいませんか?

ここでひとつ、質問です。「出来なかった問題に対して、あなたは

何回解答を見て理解しようと、努力しましたか?」よく考えてみて下さい。

今皆さんがしている勉強とは、先人たちがその生涯をかけて研究してきた

結果なんです。一人の人間が一つの問題を生きている間ずっと考え、

何度も何度も挫折しながら、やっとたどり着いた結論なんです。

当たり前のように使っている公式や定理も、自分で導き出そうとしたら

一生かかるかもしれません。

いや、一生かかっても導き出せないかもしれないのです。

それを、たった一度答えを見ただけで「分からない。」と

結論付けるのはどうでしょうか?大学に進学したら、勉強もはるかに

高度なものになります。一読しただけでは、何を言っているのかさえ

分からないようなものばかりです。

凡人が天才の考えた事を理解しようとするわけですから当然です。

それでも何度も何度も読んでいくうちに、ほんの少しだけ理解できる部分が

出てきます。たった一行に書かれた式を理解するのに一週間かかる事さえあります。

もう一度読んでみると、また少し理解できる部分が増えてきます。

そうやって一行一行読み解いていくのです。一度読んでも分からない事も、

百回読めば理解できるのです。本気になって問題に取り組む事が大切なんです。

安心して下さい、皆さんがしている勉強の内容は、皆さんが本気になって取り組めば、

数回取り組めば理解できる程度の内容なんです。

勉強なんて、自分が天才ではない事を自覚し、本気になって問題に取り組むだけ、

ただそれだけでよいのですよ。

凡人だと分かっていれば、心が折れることもないはずですよ。