小学生、中学生、高校生のみなさんこんにちは。

明野の塾、進学予備校ウインロード大分明野校の首藤です。

 


テスト終了後「計算ミスで点数が悪かった。」とか「わかっていたけど、計算ミスした。」

などよく耳にします。「次に頑張ればいいよ。」と言ってあげたくなる。

しかし、「計算ミスはできないのと同じ」としっかり自覚しなければなりません。

では計算ミスをなくすためにはどうしたらいいのでしょう?
計算の方法のチェックのため例題を2問用意しました。

例えば
\[
-3^2\times(-2)^2+2\times\{1+8\times(3-1)\}や
\]

\[
\frac{1}{1-\frac{2}{1-\frac{3}{1-\frac{4}{5}}}}はどうでしょう
\]

答えは  \[ -2と\frac{7}{8} \]です
間違った人は自分がどんな計算をしたか振り返ってみてみてください。
計算式の部分部分を抜き出しその部分だけ計算し、後でまとめていませんか?
計算ミスを減らすにはきちんと書くことが重要です。ここで大切なのは
はじめの式と同じものを書いていくことです。基本一行進めていくごとに1計算

上の問題で例を示しましょう。
\[
-3^2\times(-2)^2+2\times\{1+8\times(3-1)\}\]
\[=-3^2\times(-2)^2+2\times\{1+8\times(2)\}\]
\[=-3^2\times(-2)^2+2\times(1+16)\]
\[=-3^2\times(-2)^2+34\]
\[=-9\times4+34\]
\[=-36+34\]
\[=-2\]

\[\frac{1}{1-\frac{2}{1-\frac{3}{1-\frac{4}{5}}}}\]
\[=\frac{1}{1-\frac{2}{1-\frac{3}{\frac{1}{5}}}}\]
\[=\frac{1}{1-\frac{2}{1-15}}\]
\[=\frac{1}{1-\frac{2}{-14}}\]
\[=\frac{1}{1+\frac{1}{7}}\]
\[=\frac{1}{\frac{8}{7}}\]
\[=\frac{7}{8}\]

暗算の方が速く計算できるという幻想は捨ててください。大きく個人差があるからです。
一生懸命暗算しようとして、しばらく考えている姿を目にしますが、その間は全く計算が
進んでいないのです。
さらに書くことによって、頭の中での計算を単純化することができます。
つまり、頭を使わずに計算ができるのです。
計算ミスを無くしたかったら、まずしっかり書くことから始めましょう。