沸点上昇・凝固点降下
この単元、理論化学の中でもかなり「おいしい」分野だ。
苦手・・・と思っているのはタダの思い込み。
実際紐解いてみると
「えっ?たったこれだけ!?」
という感想を持つだろう。
気体分野、平衡分野に比べるとかか労力はほぼ無いに等しい。
ぜひマスターしちゃってください。
大学入試2次試験で出てきたら、絶対に正解しなきゃいけない。
⊿t = K・m
(それぞれの記号の意味はしっかり学習しておこう!)
さて、上記の式でOKだけど、注意しておかないといけないのが
「答えを解答用紙に書く時」
である。
答えが出た!!
と喜んでそのまま記入しちゃうと
アウト!
せっかく解けていたのに、答えの書き方が悪くて×になるってケースがかなり多い。
それはね
上式で導き出せるのは「温度変化」だからだ。
沸点上昇・凝固点降下の問題は必ず
「沸点は何℃ですか?」
「凝固点は何℃ですか?」
と問われる。
つまり、「温度変化」を答えるのではなく
「沸点や凝固点」を答えなきゃダメだってことだ。
例えば、水の沸点上昇の問題で、温度変化が0.52だったとする。
答えるときは必ず水の沸点100℃に足してあげてくださいね。
100+0.52 = 100.52
答え:100.52℃
これでやっと○がもらえる。(有効数字のこともしっかりと考えて!)
慌てずに、最後までしっかりと解いてくださいね。
簡単な割には、最後にとんでもない「落とし穴」が待っている。
意外と忘れますよ。本当に気をつけて。