もちろん満点だよね?

2017.2.7|ウインロード通信 江本のつぶやき


 
行きたい学校がある。それには勉強が必要。勉強とは「×」を「〇」に変えていくこと。
 

どんなに希望していても、合格するには得点が必要だ。「×」を「〇」に変えることに集中して頑張った人が合格を掴む。
 

私は塾生に以前解いたことのある問題を何度も渡す。別に教えたことを忘れているわけではない。見覚えのある問題を目にすると何人かの塾生が
 

「先生、この問題、前解いたことあるよ。」
 

この言葉には「解いたことのある問題だから、もう解かなくていい。もう1回解くなんてめんどうくさい」という意味がある。
 

そして私は決まってこう答える。
 

「覚えていたね。それは合格。では、その解いたことがある問題・・・もちろん100点満点で合格するはずだよね?」
 

それを聞くと、さっきまで「同じ問題だ」と騒いでいた子達は突然黙り込む。
 

それはもう一度同じ問題をやったとしても、前回と同じ箇所を間違えてしまうというメッセージだ。もしかするとたまたま正解だった問題が不正解になってしまい点数が下がってしまうことも考えられる。
 

「やり直しを嫌う」「基礎体力養成期間に新しい問題ばかりを求める」子達は成績が伸びません。「×」を「〇」に変える努力を極端に嫌う場合、成績向上は絶望的である。1度見たことのある問題。これを人に説明できるほどやり込むほうが知識は定着する。短期間で驚く程点数を伸ばす子はこの部分を絶対に怠らない。もちろん大量演習は必要です。しかし、成績を伸ばすためにはそれと同じくらい「復習」も大切である。

 

やり直しをせずに新しい問題ばかりを追い求めて伸びる方法はないのか?

 
実はそんな方法も存在する。しかし、オススメはしません。大抵の人が挫折します。「やり直し」をしなくてそれをカバーしていく唯一の方法。それを実践できた塾生が昨年度たった1人だけいました。もう後がないほど悪かった学年順位から学年1位に上り詰めた強者です。

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