己に勝つか、負けるか

2021.6.18|ウインロード通信


高3生達は部活動を引退し、これから本格的に受験勉強に取り組もうと考えている人たちが多いと思います。今の時代、我が子に国公立大学に何が何でも受かってほしいと思う保護者の方は多い。

 

国公立大学合格の第一関門であるセンター試験。ここで点数が取れなければ合格は絶望的なものとなってしまう。「先生の仰る通り、センター試験でほぼ決まりですね。」と昨年度、受験生だった子達の保護者の方が言っておりました。

 

「行きたい大学がある」

 

自分の志望している大学の受験科目を見ると「嫌いな科目」がある。その科目を勉強しなければ合格はまずありえない。嫌いな科目を勉強したくないのであれば「得意科目をさらに伸ばし、嫌い科目の得点をカバーする」しかない。それができないのであれば「志望校を変更せよ」である。

 

大学入試は高校入試とは比べ物にならないくらい苦しいしうえ、勉強時間もかなり必要だ。高校生達に「先生は大学受験の時、夏休みは何時間勉強しましたか?」という質問をされることがあります。

 

「寝る以外は全て勉強した」

 

と答えます。具体的な時間数にすると1日15時間くらいだったと思います。現役で受かりたい一心でしたから。私は高2の冬に、恥ずかしながらどの科目も偏差値40台という危機的状況でした。当時は高校生を教えてくれる塾を探し回っても全くないという状況・・・。「自分でやるしかない」と覚悟を決めて受験勉強に望みました。猛勉強の末、必要な科目は受験直前に模試偏差値68~75まで伸び、なんとか使えるようになった。

 

しかし、あの時に「自分でやるしかない」ではなく「浪人して頑張る」を選択していたら、偏差値40台のままその年を終えていたと思います。さらに浪人の年も特に伸びることもなく終わっていたことでしょう。

 

成績を大きく伸ばす必要があるのならば「今こそ全神経を集中させて」取り組まないと何も変わらない。

 

合格までにいったいどのくらいの勉強量が必要なのか?

 

それを知った時に「無理」だと思ったらそれでおしまい。「何が何でも頑張ってやる!」と思ったのならば合格への一歩を踏み出したことになる。

 

己に勝つか、負けるか

 

スタートラインに立ってどう思ったかで決まってしまう場合もあるのです。

 

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