たった3つのルールでできる「最強の復習法」

2021.7.17|ウインロード通信

別府市の中学生、高校生のみなさん、進学予備校ウインロード荘園校の西村です。

湿気が多く、蒸し暑い季節がやってきましたね。こんな日は、エアコンの効いた塾で勉強しませんか?

自習スペースは自由に利用してくださいね。


さて、今回はそんな自習の時間を利用して、最強のパフォーマンスを発揮する「復習法」について書いていきます。

授業の合間や、休憩時間に塾生にもお勧めしているやり方ですが、たった「3つのルール」だけで絶大な効果を発揮する復習法です。

 

1.間隔をあけて復習する

 

一気に行なう集中型の学習よりも、間隔を空けて行なう分散型の学習のほうが、記憶の定着率が上がることが数々の研究論文で証明されているそうです。

1913年に心理学者のP・B・バラード博士と共同研究者ウィリアムズ氏が発表した、実験結果を紹介しましょう。被験者の小学生に3~4行の詩を覚えさせ、以下ふたつのグループに分けました。

             A.  覚えた直後に復習するグループ
B.  翌日になってから復習するグループ

そして7日後にそれぞれのグループを調査したところ、すぐに復習をしたAのグループより、翌日に復習を行なったBのグループのほうが、より多くの内容を覚えていたことが判明。

この結果から示唆されるのは、忘れかけているタイミングで復習を行なうほうが、記憶定着に効果をもたらすということ。これは心理学で「バラード=ウィリアムズ現象」と呼ばれています。

では、具体的にどれくらいの間隔を置いて復習すればいいのでしょうか。参考にしてほしいのが、ポーランドの研究者ピョートル・ウォズニアック氏が考案した復習タイミングです。

  • 復習1回目……1~2日後に行なう
  • 復習2回目……7日後に行なう
  • 復習3回目……16日後に行なう
  • 復習4回目……35日後に行なう
  • 復習5回目……62日後に行なう

 

2.必死に思い出そうとする

 

研究により、「覚えた内容を思い出す」という行為が記憶定着に効くと示されているのです。

これは、心理学の分野で「テスト効果」と呼ばれるもの。認知心理学者でワシントン大学教授ヘンリー・ロディガー氏と、パデュー大学教授ジェフリー・カーピキ氏が行なった研究が、興味深い結果を明らかにしています。

研究では、アメリカの大学生を被験者とし、英文テキストを読んでもらいました。そして、被験者を以下3つのグループに分け、5分後と1週間後のテスト成績を比較したそうです。

 

  1. 20分間繰り返しテキストを読む
  2. 15分テキストを読み、10分間思い出した内容を紙に書き出す
  3. 5分テキストを読み、10分書き出す。これを3回繰り返す

 

その結果、5分後のテストで最も優れていたのは1のグループ(正答率83%)でしたが、1週間後のテストで最も成績が高かったのは3のグループ(正答率61%)。ただテキストを読んだだけの1のグループは最も低いという結果でした。

この結果からわかるように、「覚えた内容を思い出す」という勉強法をとることが、復習の質を上げる鍵

 

3.インプットとアウトプットの比は、3:7

 

「覚える」と「思い出す」の適切な配分を守ること。

インプットとアウトプットの黄金比は「3:7」。これは、コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士が突き止めた、最も記憶定着のよい学習比率だそうです

大切なのは、アウトプットに多めに時間を費やすことを前提に、勉強の計画を立てておくこと。「3:7」という黄金比を念頭に置き、復習までを見通したうえで勉強を進めれば、これまでよりいっそう効率よく覚えることができますよ。

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