現中3生必見!
あなたの受ける
共通テストから
大幅に変更されます。
「入学者選抜実施要綱の見直し予告」を、
文部科学省が公表いたしました。
令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テストに関する検討状況について
新教育課程になり、科目名の変更・科目数の変化・科目間の内容の移動については
以前少し触れましたが、共通テストの出題科目・出題範囲が地歴・公民で科目を全面改訂、
理科で試験枠を統合、情報という教科が新設、数学Cの復活等、現行の共通テストと比べて
大幅に変更がなされます。
各教科のポイントを、必履修科目と合わせて何度かに分けてお知らせしていきたいと思います。
今回は、数学についてです。
現行課程では、
「数学Ⅰ」3単位(2単位まで減可)が必履修科目、
その他「数学A」、「数学Ⅱ」、「数学B」、「数学Ⅲ」、「数学活用」が選択科目。
共通テスト出題科目は、「数学Ⅰ」、「数学A」からは場合の数と確率・整数の性質・図形の性質から
2項目を選択。「数学Ⅰ」と「数学Ⅰ、数学A」が選択できます。
「数学Ⅱ」、「数学B」からは数列・ベクトル・確率分布と統計的な推測から2項目を選択。
「数学Ⅱ」、「数学Ⅱ、数学B」、「簿記・会計」、「情報関係基礎」から選択できます。
新課程では、
「数学Ⅰ」3単位(2単位まで減可)が必履修科目で変更なく、その他の選択科目は
「数学A」、「数学Ⅱ」、「数学B」、「数学Ⅲ」に、新たに「数学C」が復活。
共通テスト出題科目は、「数学Ⅰ」、「数学A」からは整数の性質が削除され、場合の数と確率・図形の性質を解答。「数学Ⅰ」と「数学Ⅰ、数学A」が選択できます。
「数学Ⅱ」、「数学B」からは数列・統計的な推測、「数学C」からはベクトル・平面上の曲線と複素数平面が出題され、「数学B」と「数学C」から合計3項目を選択解答することになります。「数学Ⅱ、数学B、数学C」が一つの科目として括られ、単独科目としての「数学Ⅱ」、「簿記・会計」、「情報関係基礎」はなくなります。
数学Cが共通テストの科目として採用されていることから、文理の差が「数学Ⅲ」の、極限・微分法・積分法のみとなります。文系とは言え平面上の曲線、複素数平面までを授業で取り扱うこととなり、負担が増えてしまうとの懸念があります。
今までは、理系のみが「数学Ⅲ」で学習していた内容であるこの2つの項目をいかに処理していくかがポイントとなりそうです。数学が苦手だから文系に行くという発想は、通用しなくなりますね。
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