答案は志望校へのラブレターである。

2014.9.6|江本のつぶやき

数学 定規2

 

中学生達は週1回、確認テストを行っています。「満点」以外は不合格となります。

解き終わったら私たちのところへ持ってきて採点となるのですが

こんなケースがあります。

「・・・・残念!不合格。」

「えー!!!?どこが違うの????」

どこがおかしいのか、説明していると

「・・・・先生!これ、正解ですよね?」

ともう一度、答案用紙を持ってくる。

よく見てみると・・・・正解?かもしれない。

いや、正解かな・・・でも。。。。

なんて書いているのかよくわからないのです。

そう、採点者が見間違いやすい字を書いているのだ。

文字を書くのが上手い、下手というのは、採点ミスを誘発する最大の要素ではありません。

採点者にとって「見やすい字」つまり、「丁寧な字」で解答が書かれているかどうかの問題である。

入学試験は答案用紙を提出したら、修正することもできないし、自分の書いた解答について説明する機会も与えられません。採点者の判断で〇か×かが決まってしまうのです。採点は注意深く行われるものですが、それでも「読みにくい字」というのは採点ミスを誘発する可能性が大きくなります。

力が拮抗している子達で争う入試で、このようなミスはかなり痛いですよ。

字が下手でもいいのです。

魂を込めた丁寧な字というのは、自分の気持ちをきちんと相手に伝えてくれます。

「僕は(私は)この高校(大学)に入学したいのです。お願いします!!!」

答案用紙は志望校へのラブレターである。

相手の立場に立って、物事を考えることができる姿勢は、普段から意識しておく必要があります。

「テストの時に、真剣に書けばいいや・・・」という子もいますが、

相手が見やすい丁寧な解答を書く

というのは簡単にできるようになるものではありませんから。

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