成績を伸ばす「必要性」を感じていますか?

2014.10.18|江本のつぶやき

次回のテストで大きく成績を伸ばしてあげたいと思い、躍起になってあの手この手を尽くしますが、現状維持で留まってしまう子がいます。何度も解説し、演習量も人一倍多い。自分が中学生だった時に、これほど演習に取り組んだことがあるか?と言うと、疑問である。そんな状態でも点数が伸びない。

例えば中学数学の計算問題。塾だけでなく学校でも演習に取り組んでいるにも関わらず、毎回「解き方がわからない」と調べながら解く。

 

これってありえないですよね?

 

毎日ふれているものは、通常忘れにくい記憶として脳にインプットされるはずである。しかし、そうではない状況が見受けられます。「必要性を感じていないから」でしょう。

 

家の近くにあるコンビニの場所、自分の名前、両親の名前など「どこだっけ?」「名前は何だったかな?」ということにはならない。「毎日ふれている」+「必要性を感じているもの」だからである。

 

しかし、「毎日ふれている」だけでは記憶の定着率は悪い。いつも通っているはずの道にある建物。全ての建物の形や色を説明できますか?無理だと思います。「必要性を感じていないから」である。記憶しなくても困ることはない。

 

 

毎日、ただなんとなく勉強をやらされているだけでは、現状を打破することなどできません。

 

 

「嫌々やらされた1問」と「必要性を感じて解いた1問」。ただ答えが合えば良しとするか、答えにたどり着くまでのプロセスを大事にするか。「同じ1問」でもそこから得られる経験値には大きな差が生まれる。

 

前者はビックリするような演習量をこなしたとしても、次の日に同じ問題を解かせると「こんなの習ったっけ?」という言葉が出てくる。何度も同じ間違いを繰り返し、改善する意識が弱い。良くても現状維持。後者の数問程度の演習の「質」に及ばないこともしばしばだ。成績が激伸びするのは、後者が前者と同じ量の演習に取り組んだ場合の話である。

 

ウインロードは長い学習時間と膨大な演習量を確保している塾です。この環境をうまく使ってください。

 

 

「望んでいないものは実現することはない。」のです。

 

 

ニュートン

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