ノーサイド

2012.12.3|ウインロード通信

大分舞鶴高校のOB達が注目する「第92回全国高校ラグビー大会」が12月27日に花園ラグビー場で開幕する。


卒業してからも、母校の活躍はやはり気になるところ・・・・スポーツ関係は特に(笑)

12月27日から1月7日は、テレビ放送される花園での試合に釘付けになってしまう。しかし、社会人になってからは流石に全試合観戦するのは相当キツイ。

今はネット配信で試合を観戦できるので便利になったものだ。テレビで見れなくてもネットで観戦!今年も応援したいと思う。


ラグビーはルールが難しい・・・初めて見る人はなんで笛が吹かれたのか?なぜ相手ボールになっているのか?がわからない。

最初はつまらないかもしれないけれども、何試合か見ているとルールが大体分かってくる。ここまで来ると見ていて結構面白い。もしも見る機会があったらぜひ見てくださいね。


大分舞鶴高校のラグビー部と言えば・・・・そう、今回のタイトルにもなっている




「ノーサイド」



“ノーサイド”はラグビー用語で試合終了のこと。

試合が終わると敵側・味方側がなくなるということでそう呼ばれているようです。



「大分舞鶴高校ラグビー部」と「ノーサイド」



実は、深い関係があるのです。


今年、ラグビーの試合をちょっと見てみようかなぁと思っている人!こんなエピソードを知った上で見るとさらに面白くなるかも。





随分昔の話になります。



時は1984年1月7日。第63回全国ラグビー選手権大会決勝。



大分舞鶴高校  VS  天理高校


ノーサイド直前、大分舞鶴が奇跡のトライで16対18と追い上げ、ゴールが決まれば同点 という場面。

キッカーは大分舞鶴高校ラグビー部主将・福浦選手。場所はゴールポストに向かって、左40度の位置。「キックの名手・福浦」として有名だった彼にとって決して難しいキックではない。


福浦選手以外の選手達が祈るように見守る中・・・・


最後のゴールキックが宙を舞う

 

彼にとって決して難しいキックではなかったが、ボールは無情にもゴール左にそれた・・・・


同時に「ノーサイド」の笛が。


福浦選手はがっくりと肩を落とし、泣き崩れた





この試合を見ていたのが、あの 松任谷由実さん


この激戦に感動し、「NOSIDE」という曲が生まれたのだ。


試合後、福浦選手を訪ねて


「この試合をモデルに曲を書かせて欲しい」


と申し出てきたという話です。


この曲は高校時代、音楽の授業で歌ったのを覚えている。

音楽の教科書にも掲載されているほど有名な曲だ。


そして、このエピソードは当時の音楽の先生に教えてもらったものだ。




実はこの話にはもう一つ感動エピソードがあるのです。



決勝戦当日、福浦選手は大学入試の試験日と重なっていたという話。


出場できなかったはずの決勝戦


チームも福浦抜きの作戦を練っていたらしい。



しかし、大学側が福浦選手だけ試験時間をずらし、決勝戦に出場できるように配慮。大学側に「決勝に出れるようになんとか配慮できないか?」と全国のラグビーファンから電話が殺到していたらしい。


こうして福浦選手は決勝の舞台に立っていたのだ。




音楽の時間に先生が話してくれた感動エピソード


先生の話し方もうまかったのか、この話に感動して涙を流していた女子生徒も。




舞鶴高校で語り継がれる 「ノーサイド」 の話でした。




今年も胸を張って頑張ってきて下さいね!応援しています!

 

代表 江本

 

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