なぜ何度も繰り返し解くのか?

2015.11.19|江本のつぶやき


いつも不思議に思うのが、テスト範囲を1周もせずに、あるいは1周しかしていないのに「テストができなかった・・・」と嘆いていることだ。

 

自力で解けなかった1問、わからなかった1問、その1問を大切にできなければ点数に跳ね返ってくることはありえません。

 

・自力で解けなかった問題は、できるようになるまで何度も繰り返す。

 

たったこれだけで点数は恐ろしく伸びる。

 

自力でできなかった問題・・・

 

今日勉強してなんとか解けるようになった。

 

この時点で大半の人たちが問題と向き合うのをやめてしまうから、成績が微妙にしか伸びなかったり、以前とかわらなかったりするわけだ。

 

だから「その1問を大切に、何度も繰り返し学習している」少数派は成績の伸びが著しい。

 

もっとも、みんながこれを実践できるようになってしまうと、激伸びするのは難しくなってしまいますが。

 

今日はじめて自力で解けた問題

 

明日はまた解けるかわかりません。

 

だから、明日もまたその問題にチャレンジしてみるのです。

 

また解けたのならば、しばらく時間をあけてもう一度チャレンジしてみる。

 

3~4日あけてまた解けたのならばもう大丈夫。

 

ただし、「今回のテストに対しては」である。

 

何年経ってもその問題の答えが即答できるレベルに達するにはこの程度では無理です。

 

なぜ私たち講師が質問に対して即答できるのかを考えてみてください。

 

単純に、問題を解いている数が圧倒的に違うからです。難しい問題も生徒の質問を受けたり、授業で教えたり、繰り返し解いているから難しいと感じない。むしろ難問を鮮やかに解く方法を考えたりするのが楽しいとすら思っている。

 

私たちも「見たこともない問題」は経験してきた解法を当てはめて考えながら解く。新傾向の問題なんかじっくり考えてみないと落とし穴にハマってしまうことだってある。

 

失敗を重ねて学びながらやっていくと、パターン化されて即答できるようになる。頭で考えることもありません。問題文を一瞬読んだだけで「ああ、あのパターンの問題だ。」と気づく上、不正解に誘う落とし穴がどこに潜んでいるのかまでわかってしまうのだ。

 

成績上位生達の問題の解き方を見たらすぐにわかると思います。彼らの問題を解くスピードは即答レベルである。問題を解く手が止まることはない。繰り返し解いてきた経験値が圧倒的だから。即答レベルに到達しなければ、実戦で使えないことを証明してくれている。

 

ビッグバン!!が始まって3日が経過しましたが「テスト範囲を1周終わらせた」と報告に来てくれたのは成績上位生ばかりである。普段からしっかり勉強しているので、即答レベルの問題ばかり。

 

即答レベルに到達するまでやり込んでもいないのに、成績が伸びないと悩んでいるのはナンセンス。迷うことなく解けるようになるまで頑張るのみです。

 

 

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