勉強の仕方はひとりひとり違っていて当然である。ぴったりくる勉強の仕方はいろいろな勉強の仕方を試してみて、しっくりきたものだけ取り入れていけば良い。
とは言っても、これだけは何としても身に着けてもらいたい勉強法がある。
毎日、少しずつ積み上げる勉強である。
化学、物理、生物・・・英語、数学、国語に比べると後回しになりがちだ。普段の勉強でも英数国の主要3科目に充てる勉強時間はかなり多いはずだ。それでは理科の勉強は受験生になるまで放置していていいのだろうか?
そんなはずはない。物理、化学、生物を受験生になった年に、ゼロからスタートしてなんとかしようとするのは無謀すぎる。基礎知識だけは普段から勉強しておく必要があります。
30分だけでいい。1日3問程度でいい。その僅かな時間、問題を毎日積み上げていくと、受験生になった年にかなりの応用問題まで手を出すことができるようになる。毎日コツコツ積み上げてきた努力は、受験生になった年に英数国の主要3科目に充てる勉強時間を増やしてくれる。
ただね、この毎日コツコツ積み上げる努力は難易度が高い。みんなが簡単に実践できる勉強法ではないから、これをやれる人は受験を優位に運べるようになる。
まずは「毎日15分」と言う具合で始めてみてはどうだろうか?
それでもハードルが高いと感じるならば「1日で1問」とか。
こんなデータがある。
「大学受験の合格者、不合格者に聞いてみた。あなたの1日の勉強時間の平均は?」
合格者:3時間43分
不合格者:3時間26分
その差、わずか17分
「あと一歩の努力を積み重ねることができたか?」
これがどれほど大切なことなのかを表しているデータだと思うんですよね。