大学入試数学の問題が全く解けない・・・

2016.10.31|江本の数学勉強法シリーズ


 
・大学入試数学の問題が解けるようになること
 

当然のことではありますが、大学入試の数学で0点を取っていては志望校に合格できない。教科書の練習問題から始まり、教科書準拠の問題集、全国模試の問題・・・高3受験生になるまで様々な問題を勉強してきたにも関わらず、「入試問題」となると全く歯が立たないというケースはよくあることです。
 

これまでの勉強が無駄だったのか?
 

そんなことはありません。大学入試に対応できる基礎力を確実につけていくには地道な努力が必要です。教科書の内容がわからないレベルで入試問題は絶対に解けません。しかし、先にも述べたように基礎力が完璧だからといって、いきなり入試問題をスラスラ解けるようにもなりません。
 

まだまだ不足している力があるのです。
 

・初見問題の文から解答の方針を立てる力
 

数学の知識・基礎力トレーニングに重きをおいている段階では「解答」が必須です。問題文を読んですぐに解答を読み始めるという学習をしてきた人も多いと思います。「インプット」の段階ではそれが必要だからです。この段階の勉強でどうしても不足してしまうものがある。「アウトプット」の練習です。
 

志望校の過去問(国公立大2次試験、私立大学試験の記述問題)を解こうとした。問題文を読んではみたものの、一体何から手をつけていいのかわからない。しかし、解答・解説を見みると、「なんだ・・・結構簡単に解けるじゃん」と感じたことがあると思います。
 

身についている知識で解くことができたはずなのに、解けなかった・・・
 

原因は「問題文から解答の方針を立てる力」が身についていないため。大学入試問題は解答の方針を簡単に気づかれないように工夫して作られている。
 

例えば「相加平均・相乗平均の関係」を使う合図は「x > 0、y > 0」と覚えている人が多いですが、これを「見慣れない表現」に変えるだけで解答できる人を簡単に減らすことができるわけです。
 

どんな表現をされても気づける力を養わなければなりません。問題文から使える解法や公式を引っ張り出す力を訓練する必要がある。問題文を読んで解答をすぐに見るのではなく、問題文から方針を立てられる部品をどれだけアウトプットできるか、書き出せるだけ書き出して、方針が立ったならばそのまま解いてみる、ダメならば解答を見て確認する。これを練習していくことが重要です。

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