小学生のうちに身につけてほしいこと③

2018.2.27|小学生のうちに身に着けてほしいこと ウインロード通信 江本のつぶやき


さて、前回の続きです。「音読させる際、注意しておきたいポイントは何か?」について見てみましょう。細かく分けていくと数多くのポイントが存在するのですが、ここでは大きなウェイトを占める部分にスポットを当ててみたいと思います。

ポイント1:漢字が読めるか。

まずはこれです。漢字を読めていないと文章をきちんと読み取ることができません。

例えば、下記のような文章があったとします。

 

「数年前から調査を続けてきた結果を見て愕然としました。新聞を購読していない若年層が急増しているようです。ここ数年、インターネットが急速に普及し、手軽に情報を得ることができるようになったからだろうか。」

 

では、この文章から漢字の部分を消してみましょう。

 

「〇〇〇から〇〇を〇けてきた〇〇を〇て〇〇としました。〇〇を〇〇していない〇〇〇が〇〇しているようです。ここ〇〇、インターネットが〇〇に〇〇し、〇〇に〇〇を〇ることができるようになったからだろうか。」

 

極端ですが、漢字をすべて消してみました。意味が取れますか?絶対に無理ですよね。
漢字が読めないということは、上記のような状態であることは間違いありません。
まずはきちんと漢字が読めるかどうかをチェックしてください。

ポイント2:つっかえないできちんと読めるか。

「数年前から調査を続けてきた結果を見て愕然としました。新聞を購読していない若年層が急増しているようです。ここ数年、インターネットが急速に普及し、手軽に情報を得ることができるようになったからだろうか。」

 

 

この文章を

 

 

「すう・・・ねんまえからちょう・・・さをつづけて・・・きた・・・」

 

 

と、つっかえながら読んでいたのでは意味を取りにくいですよね。つっかえて読んでいる部分は一度音読を止めて、私達大人がきちんと読み聞かせて、もう一度チャレンジしてもらう。子供達の将来のためにも、こういった症状は繰り返し音読させて修正していかなければなりません。

まだまだ重視して欲しいポイントはたくさんありますが、まずはこの2つを徹底してからの話ですね。

次回は「漢字の書き取り」について。

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