理科➁の試行調査は、2017年(平成29年)と2018年(平成30年)の2回行われました。試験時間は、セ
ンター試験と変わらず、1科目60分のままです。また、選択問題が無くなり、全問必答問題となりまし
た。以下に「物理」の特徴をまとめておきます。
「物理」は2017年の難易度が高かったこと、分量が多かったことで、2018年の試行調査では難易度
や分量が調整されました。共通テスト本番でも、大問構成・分量は2018年(平成30年)試行調査に近く
なると予想されます。2018年試行調査は全問必答で大問数4でした。第1問は各分野からの5問で構
成される小問集合で、このうち1問は原子分野でした。第2問~第4問まではAとBに分かれ、AとBが
関連したり(第2問)、独立であったり(第3問・第4問)です。試行調査2回分の分野別構成を踏まえる
と、第2問~第4問のうち2問については、力学分野・電磁気分野が出題されるものと予想されます。
残る1問については、熱力学分野、波動分野のうち1つ、或いは原子分野も合わせて複数の分野が組み
合わされたものが予想されます。
次回は「化学」についてです。 文責:金藤
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