センター試験の行方

2013.6.8|江本のつぶやき

昨年度、中学生の教育課程が大きく変わりました。

そして、高校の授業を全て英語で行っていくというスタイルも

一部で始まっている。

さらに「センター試験廃止案」が浮上してきた。

しかし、しっかりとした代替案を考えた上で実行して欲しいと思う。

 

今回の中学校教育課程の大改革は私自身、よかったと感じている。

 

理科の難易度、数学の難易度は定期考査前にちょっと勉強したくらいでは

太刀打ちできない内容となっている。

 

毎日コツコツと頑張った人が

難しいけれども理解できるまで諦めなかった人が

大きく成長し、揺るぎない力を身につけていく。

こういった部分を勉強を通じて、中学生のうちから学べるのはいいと思う。

 

そして、センター試験について

 

センター試験はおそらく、「日本で一番、時間配分の厳しい試験」である。

これほどまでに忙しい試験は他にないんじゃないかな?

この忙しさは対策が絶対に必要なレベルである。

何もしていなければ全く対応できない。しかし、ここは現役生にとってかなりネックとなっている部分だと私は思うのだ。どこの高校でも当てはまると思うのだが、センター試験対策を本格的に行うのは本番直前の1ヶ月だけ。それまでは、高校を卒業するために必要な授業や試験を受けていたりする。本格的に対策を行えるのは、どうしてもこのわずかな期間になってしまうのだろう。

 

しかし、たった1ヶ月でセンター試験に確実に対応できる力を身につけるのは至難の業である。

このシビアな時間配分に対応できるようになるだけでもかなりの労力が必要だ。時間を測って何度も模擬試験を行い、ダメだった部分を改善してはまた挑戦。想像を絶する反復が必要なのは言うまでもない。

 

また、私が最近のセンター試験で気になっていたところは

現役生にとってかなりキツイ設問になってきているところだ。

年によっては難易度が異常な場合がある

「この問題が現役生のうちに解けるようになるのか?」という感じで。

昨年度のセンター試験もその傾向が・・・

案の定、浪人生と現役生の平均点の差がとても大きかった。

そして、国公立大学志望の現役生は過酷な戦いを強いられた。

急遽、私立大学へ願書を出す現役生がたくさんいたはずだ。

 

今回の難関私立大学の難易度は大きく上昇。昨年度の結果を下に

発表された私立大学の偏差値が、今年は大きく上昇している。

 

入試である以上、一発勝負であることは避けられないと言われればそれまでですが。

 

しかし、教育課程の大改革を期にセンター試験についてじっくり考えてみることは必要ではないかと思う。

廃止するにしろ、続投するにしろ、いい方向に話が進むように願うばかりだ。

 

さあ、この話はひとまず置いておいて、今年度もセンター試験が行われるのは確実。

この第一関門を突破するために頑張るしかない!!

 

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