前置詞 through,across,past 「~を通って」 の通過イメージとは?

2013.6.10|江本の英語勉強法シリーズ

気になる前置詞講座

through, across, past「~を通って」

さて上の3つの前置詞はよく目にしますよね。

明確に区別できますかね?

through, acrossの違いは有名かもしれませんが、一応全部解説しておきましょう。

「through」=~を通って

この前置詞は「3次元空間、立体的なものを通過する」ときに使う。「通り抜ける・貫通する」という意味を持つ。

He went through the tunnel.

(彼はトンネルを通り抜けていった。)

トンネルは「3次元空間」です。通過するには「through」を使うのがベスト!

「across」=~を通って

throughとの決定的な違いは、端から端まで「平面的(2次元)な場所」を横切る時に使う前置詞である。そこから「向かい側に」とか「渡る」という意味が出てきているわけだ。

Tom went across the street.

(トムは通りを横切った。)

 street は「平面」ですよね?通過するには「across」がベストだ!

throughとacrossの区別はついた。

さて、ではpastの説明に移りましょう。

では次の英文を見てみましょう。

She walked through Oita Station.

She walked past Oita Station.

2つの英文の意味を考えてみると両方とも

 (彼女は大分駅を歩いて通り過ぎた)

である。

違いはどこにあるのか?

ではもっと詳しく訳してみよう。

She walked through Oita Station.

(彼女は大分駅という建物の中を歩いて通過した。)

She walked past Oita Station.

(彼女は大分駅という建物のそばを歩いて通過した。)

 

through と past の決定的な違いは

「中を通過する」か「外を通過する」かである。

 

それでは3つの前置詞をまとめておきましょう。

 

through = 中を通過する

past = 外を通過する

across = 平面を横切る

 

こんなところですか。

be through with~ ~を終える や past(時間)を過ぎて というのもありますが今回は「通過の仕方」にスポットを当ててみました。

 

 

Follow me!

コメント一覧

コメントはありません。

この記事にコメント

コメントは締め切られました。

PAGE TOP