国語は文系科目? それとも理系科目?

2013.6.10|ウインロード通信

「国語はねえ、実は理系科目なんだよ。」

これが口癖のようになっている私のセリフです。最近は週に1回くらい言っている気がします。

そう言うと決まって「ええ~」っと驚く子が多いのです。

でも一部の数学や理科が出来て、さらに国語もできる子はストンと「腑に落ちた」顔をします。

「ああ、やっぱりね」という感じです。

うすうすは感づいていたのでしょう。

理系科目を苦手にしている文系の子にとっては結構ショックのようですが(微笑)

 

私が国語を理系科目だと言う根拠は3つあります。

 

①前提として、書いている内容が論理的であるということ。

特に現代文は定義が「近代以降の文章」であるとされていますが、それは実は英語の影響を受けた文章を意味します。英語は論理構造のはっきりした文章で、必ず段落ごとに内容がまとまっています。そして、その段落を組み合わせたものが「文章」となります。ですから、当然その影響を受けた近代以降の文章=現代文もまた論理的な文章になっているわけです。

では、小説はどうかというと内容は文学的なものですから、評論ほど論理的に書かれているわけではありません。しかし、小説問題もまた論理的に解くことができます。その理由は「文章は論理的でなくても、問題そのものは論理的であるから」です。論理的であるということは解法があるということであり、客観的に読めば必ず答えに行き着くということです。選択肢であればありえないものを消していけば必ず答えに行き着くということでもあります。

 

②公式が存在すること。

数学や物理・化学などに公式と呼ばれるものが存在するように、国語にも公式があります。例えば「文章で言いたいことは1つしかない」「結論は最後に述べることが多い」などがあります。

その公式を理解することで、論理的な文章を読むことが非常に楽になりますし、応用すれば論理的な文章=小論文を書くことも可能になります。最近、大分県の公立高校入試でも2次で小論文を書くことになりました。論理力が高い生徒を学校・社会が望んでいるということでもあります。

 

③答えが1つであること。

国語の問題は必ず答えが1つに絞られます。もちろん、表現に差はありますが、それは例えば、「なぜ宿題をしなかったのですか?」と聞いたときに、

 

Aくん「めんどくさかったから」

Bくん「ダルかったから」

Cさん「やる気が出なかったから」

 

という理由と同じです。

Aくん~Cさんまで全員表現に差はあっても、同じことを言っていますよね。

それが国語の答えが「1つ」しかないということなのです。

数学や物理の別解も同じです。過程は違っても出てくる数値は同じになります。

 

以上3点が私が国語が理系科目であると考える理由です。

したがって理系科目に力を入れるウインロードでも当然のように国語に力を入れています。

普段は理系科目中心ですが、夏休みや冬休みには必ず国語の授業を入れますし、定期テスト前もしっかりと対策をします。

特に中3生の夏期講座で行う国語の要約授業は受験に勝つためだけでなく、高校からの学習に絶対に必要となります。

別府で大学進学を目指す中3生のみなさん、

あるいは中1・2年生のみなさん、

もし夏休みから通う塾をお探しでしたら、

ぜひウインロードの夏期講座を受けてみてください。

 

 

そして、この文章も論理的に読むと、結論は最後の部分になります。

 

 

つまり、ただの宣伝です(笑)

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