1学期期末テストの後から
「毎日塾に来て勉強して帰る宣言」をした中3Rくん
塾の壁に貼り付けてある宣言文通り、今も毎日通ってきています(驚)
すごいと思いませんか?
そんなRくんが数学の計算問題を解きながらボソッと一言
「オレの頭、おかしくなったんかなぁ?
なんか勉強ね、楽しいとか思っちゃってるし。異常だ・・・」
正直、最初の1ヶ月は毎日塾に来て勉強して帰るなんて
宣言したことを後悔していたようで。
(今日、塾に行くのだるいなぁ・・・行きたくねぇ・・・)
なんて思いながら塾に来ていたそうです。
そんな葛藤と戦いながら休まず通い続けた最初の1ヶ月
それを乗り越えた頃から気持ちが変わってきたそうです。
「なんか今、めっちゃやる気がある!」
これ、とても大切なポイント。
もともとやる気全開でここまで来たわけではない。
やる気になっているのは「今」なのだ。
いやだなぁ・・・。だるいなぁ・・・。と思いながらも
自分自身に課したルールを守り続けた結果、もたらされた効用だ。
いやいや、宣言文を書いた時点でやる気があったのでは?
と思うかもしれませんが
私はこういった行動に出るのはやる気がもたらすものではなく
「勢い」だと思っています。
勢いというものは浮き沈みが激しい。
ノっている時は宣言したことを苦にしないが
沈んでからは我慢の連続。
この期間を宣言通りに諦めずやれるかどうかで
やる気全開の自分に会えるかどうかが決まる。
自らルールを課す ⇒ キツイ時を乗り越える ⇒ やる気が出る(楽しくなる)
無理矢理にでも机に向かった者だけに授けられるもの
それが「やる気」なのだと私は思います。
続いて、これまで苦にしていた事を「楽しい」と思えてくるのです。
こうして授かったやる気は目標達成まで続いていく。
「せんせー、なかなかやる気が出ません・・・」
というのは、それ以前の努力(=嫌なことを一生懸命やること)が
できていないだけである。
事実、Rくんはそれを証明してくれているのですから。
毎日欠かさず学校帰りに塾に来て、問題を解いて帰宅。
この習慣をスタートさせて4ヶ月
数ヶ月前、「雲の上の存在」と思っていた子がライバルとなり
あと数点で抜き去る状況。
成績が爆発的に伸びていることは言うまでもない。
たった1人で通い続けたRくん、今では同じ志を持つ仲間がいます。
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