【令和4年度】大分県学力定着状況調査結果公表|別府市・大分市の学習塾

2022.10.13|ウインロード通信

調査結果公表

見えてきた

今後の課題


別府市・大分市の学習塾、進学予備校ウインロード別府校の西村です。

 

大分県教育委員会が、2022年4月に県内の小・中学校における

児童生徒の学力や学習・生活状況を把握・分析し、教育施策の

成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、教育に関する

継続的な検証サイクルを確立するため「大分県学力定着状況調査」を実施しました。

先日、その調査結果報告が発表されましたのでお知らせします。

 

 

調査の対象は、県内の小学校5年生8,662人と中学校2年生8,345人です。

 

 

今回、調査によって浮き彫りとなった課題について書いて行こうと思います。


●小学生 国語

 教科全体集計結果 目標値:66.2 全国平均正答率:67.9 県平均正答率:70.8

 カテゴリー別正答率では、ほとんどの分野で目標値と全国平均値を上回っているが、

 我が国の言語文化に関する事項は、目標値:70.0を下回る県平均値:68.5、全国平均値:68.2

 読むことは、全国平均値:73.3に対し、県平均値:74.0と僅差

 

●小学生 算数

 教科全体集計結果 目標値:63.6 全国平均正答率:62.4 県平均正答率68.5

 カテゴリー別正答率を見ても、全分野で目標値、全国平均値を上回る結果になった。

 

●小学生 理科

 教科全体集計結果 目標値:62.7 全国平均正答率:64.5 県平均正答率67.0

 カテゴリー別正答率を見ても、全分野で目標値、全国平均値を上回る結果になった。

 

 

 

●中学生 国語

 教科全体集計結果 目標値:62.5 全国平均正答率:67.0 県平均正答率69.8

 カテゴリー別正答率を見ても、全分野で目標値、全国平均値を上回る結果になった。

 読むことは、全国平均値:61.1に対し、県平均値:61.9と僅差

 

●中学生 社会〔地理・歴史〕

 教科全体集計結果 目標値:56.5 全国平均正答率:56.2 県平均正答率57.3

 カテゴリー別正答率では、活用で目標値50.0と県平均値50.0で、同値。全国平均値49.9と僅差

 地理領域では、全国平均値56.5に対し、県平均値56.8で僅差

 思考・判断・表現の観点では、目標値51.5、全国平均値50.1に対して、県平均値49.9

 主体的に学習に取り組む態度の観点では、目標値50.0、全国平均値49.9に対して県平均50.0

 

●中学生 数学

 教科全体集計結果 目標値:58.8 全国平均正答率:58.1 県平均正答率60.9

 カテゴリー別正答率では、活用で目標値55.0に対し、県平均値53.8。全国平均値53.1に対し僅差

 データの活用では、目標値56.7に対し、県平均値49.6と大きく下回った。

 また、思考・判断・表現の観点では目標値50.0に対し県平均値50.6と僅差、

 主体的に学習に取り組む態度の観点では、目標値51.9に対し、県平均値50.9。

 解答形式では、短答形式が目標値62.3に対して、県平均値60.1。

 記述形式では、目標値35.0に対して、県平均値34.8となっている。

 

●中学生 英語〔A〕

 教科全体集計結果 目標値:55.8 全国平均正答率:55.3 県平均正答率55.3

 カテゴリー別正答率を見てみると、ほとんどの分野で目標値、全国平均値を

 割り込む結果となりました。

 活用では、目標値:52.5 全国平均値:51.0 県平均値:50.9

 聞くことでは、目標値:57.2 全国平均値:54.2 県平均値:52.5

 読むことでは、目標値:60.4 全国平均値:59.4 県平均値:59.4

 知識・技能では、目標値:61.7 全国平均値:61.3 県平均値:61.2

 思考・判断・表現では、目標値:48.7 全国平均値:48.2 県平均値:48.1

 主体的に学習に取り組む態度は、目標値:61.9 全国平均値:607 県平均値:60.3


以上の調査結果より、小学5年生当時では学力定着ができている人が多いが、

中学2年生になると、学力定着が全国を下回るということが分かります。

このことから、小学生の間では勉強ができると思っていても、中学生になったとたんに

勉強が苦手になる傾向にあることが分かります。

勉強に対する考え方や取り組み方を見直すのは、中学入学からかその直前辺りが

良いのではないかと思います。

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