【大切な習慣】「途中式を書かないで数学を解く」はデメリットだらけ⁉|別府市・大分市の学習塾

2023.4.14|ウインロード通信

別府市・大分市の学習塾 進学予備校ウインロードの西村です。

新学年になり、新しい環境での生活がスタートしました。

これを機に、学習の仕方なども少しずつ変えていきましょう。

 

暗算が得意なことは素晴らしいことです。
計算が早く、正確であることに越したことはありません。
でも、それは計算量が少なく単純な計算問題にのみ通用すると思います。

 

これが、文章問題で式を作るところから始めなければならなくなったり、
計算量が増えてしかも複雑化し、頭の中だけでは処理しきれなくなった時に、
自然と紙に書いて記録したい衝動にかられます。

 

しかしそれができない。

 

できないというか、面倒臭くてやりたがらないのです。
とにかく、書くという事を極端に嫌う人がいます。
よほど能力がある人であれば書かずに解くことも可能ですが、
そのような人はそう多くありません。

中学生になったときや、高校生になったとき、
急に途中式を書きなさいと言われても、どう書いていいかわからない
と言います。

答えを出すのではなく、自分の思考のプロセスを書き記すための途中式です。
図やイラストを描いてイメージしてみたり、どこに糸口があるのかを探すゲームです。
また、間違えたところが分かるためのシステムです。
自分の思考過程を書き記しておくと、後日間違いを指摘され、
やり直すことになったとしても、途中式を追うことができます。
しかし、これがなければ同じ問題をもう一度最初から思考し直すことになります。

 

 

大学入試の個別学力試験では、その多くが記述問題です。
途中式自体が採点対象になります。
早くから、それに慣れておくために、途中式を書くということに抵抗を持たない
ように普段から意識的に、取り組んでおきたいものです。

途中式をきちんと書けるようになってくると、書かなければいけないものと

端折ってもいい所の区別ができるようになってきます。

書かなくてもよい所を書かないようにするのは、それが判別できるようになってからです。

それまでは、思考のプロセスを書き記しておいてください。

 

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