今年から本格的に新課程センター試験となる。
化学Ⅰ・化学Ⅱという分け方は、昨年度で終了。
「化学基礎」と「化学」という括りでの出題である。
化学基礎とは「理論化学」からの出題
化学とは、旧課程の化学Ⅰ+化学Ⅱと考えてください。
今年も春に、化学で困り果てている高校生達がやってきた。
化学がどうしようもないくらい大嫌いで苦手だという。
どのくらいの嫌い度かというと
「元素記号を見ても物質名を答えることができない」
「定期考査では毎回欠点・・・」
筋金入りである。化学の計算に関しては何をしたいのかさっぱりわからないらしい(笑)
でも、自分の夢を叶えるためにはどうしても避けられない科目であることを知り
ウインロードで頑張りたいと言う。
その覚悟があれば、大嫌いな化学で高得点を仕留めることは十分可能である。
私は自分の授業を受けてもらうことで、まずは化学を好きになってもらおうなんてこれっぽちも考えていない。
志望校に合格するために、
「点をいかにして獲得させるか?」
「短期間で激伸びさせるメソッド」
これをずっと追い求めてきた。
賛否両論はあると思いますが、私はこれにこだわりたいだけである。
そして、春期講習から化学の勉強が始まった。
私が選定した「激伸び準備問題集」を渡し、1からじっくり解いていく。
途中経過の意味を説明しながら。
恐らく同業者の方が中身を見たら、こんな簡単な問題させて意味あるの?と言われること間違いなしです(笑)
しかし、その簡単な問題を生徒にただ解かせて終了させるか
私の解説をプラスして最後まで解くかで、そのあとの伸び方が全く違う。
今現在、私の化学を受講中のこの生徒達はカンが良い。
その威力に、もう気づき始めている。
生徒「先生、ちょっといいですか?あの・・・この問題集は企業秘密ですか?」
私「まー、本屋で注文すれば誰でも買えちゃうけど。何で?」
生徒「それが・・・先生の解説を聞きながら解いていくと、あれだけ嫌いでわからなかった化学が・・・なんか解けちゃうんですけど。しかも、自分が何の計算をしているのか意味がわかるんです。」
私「それが狙いだから。」
生徒「なんか、化学が面白いとか思っちゃってるし(笑)」
早くも化学が激伸びする兆候が現れている。
面白いとまで感じているのは、私としては超ラッキーである。
思っていたよりもいいペースだ。
この「激伸び準備問題集」は初学者でもどんどん解いていける。しかし、「ある部分」に注意を払わなければ、ただの問題演習で終わってしまう。
まあ、教科書に掲載されている問題を解けるのであれば、この問題集を買おうなどとは思わないだろうけど。
その「ある部分」を絶対にスルーさせないように、私が目を光らせ解説するわけだ。
このポイントに注意しながら化学の勉強を進めている高校生は、私の知る限りほとんどいない。気づいてないから後々苦しくなるわけで。
この生徒にはもう一つ大切な約束をしてもらっている。
「予習は一切するな。復習をしっかりしてくること。」である。
復習の方法は至ってシンプルである。それを忠実に守っているだけだ。
しかもこの復習、学校の宿題が多くても、負担にならないレベルである。
早くも今年の「激伸び伝説」が誕生しそうだ。
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