私たちが「ビッグバン‼」をする理由

2014.6.22|ウインロード通信

ビッグバン3日目
ビッグバン posted by (C)toda

 

今日も朝9時から「テスト対策ビッグバン‼」を行っております。

ところで、私たちが「ビッグバン‼」を行う理由は塾生にテストで点を獲ってほしいから…だけではありません。

ご存じのように、大分県の公立高校入試はある程度の内申点がなければどんなに本番で点を獲っても合格できません。

ですから、定期試験で結果を出すことはもちろん大切なのですが、私たちがもっと大切にしていることは、この定期試験の勉強を通して、「自分で自分のできないところを把握し、それを克服しようとする能力」や「暗記力・スピードなどの基礎能力」を上げることです。

私見ですが、別府の小・中・高生は基礎的な部分が非常に弱いです。本来、小学生で身に着けておくべきこと(分数、小数の計算)が中3生・高校生になってもできない子・計算の遅い子がいます。また、暗記力も非常に弱く、覚えるのに時間がかかります。(そもそも覚え方さえ知らない子が多いです。)

そうしたことを今のうちに身につけておかないと、進学校に入ってから授業の進度についていけなくなります。

社会人になって会社や組織のマニュアルを覚えることができないのではないか、と思います。

反対に、自分で自分のできないところを把握し、それを克服しようとする能力と基礎能力(暗記力やスピード)を身につけておけば、分からないことや未知の領域でも自分で勉強できるようになっていきます。

実は今、大学入試は今までの暗記重視から、思考力を問う方向へとシフトしています。

それに倣って、高校入試も少しずつ問題に思考力が問われるものが増えてきました。

しかし、思考の前に最低限の知識が必要なことも事実です。

そこで、まずは「覚え方」についてトレーニングをさせています。

「ビッグバン‼」では毎回、勉強の仕方を個別に教えていきます。私たちから見て、正しく、その子に合っていると思われるものはそのままで、間違った方法は声を掛けて修正していきます。

ところがこれがなかなか難しい。成績の伸びにくい子はその勉強法が間違っているという自覚がないので、なかなか受け入れてくれません。

ちょっと目を離すと以前と同じやり方で勉強しています。

すかさず私たちがしつこく注意します。

同じことを何度も注意されるので、嫌だとは思います。

慣れるまでは大変でしょうし、一時的に成績が落ちることもあるかもしれません。

新しいやり方に慣れるには一定の時間が必要です。

しかし、ノートにまとめをきれいに写して(色使いも完璧!)満足しているような勉強法では、とてもじゃありませんが、物理的・時間的に鶴見丘高校以上の高校や難関大学への現役合格は不可能です。

ですから、定期試験の勉強を通して、説明した暗記法をトレーニングさせています。書いて終わりではダメです。ノートをまとめて終わるのもダメです。解いて終わりでもダメです。その後が大切です。

何度も何度も伝えます。

慣れるまで大変ですが、一度身につけてしまえば、最短の時間でできる効率の良い勉強法を教えています。

世の中にはテストの過去問題だけをさせることが効率が良い勉強だと思われている方もいますが、

過去問をする前にすることがある、という話です。

ちなみに個人的に定期テストの過去問をさせるのは好きではありません。

まさに定期テストで点をとることだけの勉強になってしまうからです。

同じ問題が出て、その答えを覚えていたから解けたっていうのは意味がないですよね。

とにかく、定期試験の勉強を通じて、

1 自律的学習能力(自分が今できないことを自分で把握し、それを克服する力)

2 スピード、記憶力

この2点を身につけさせることが、ウインロードが「ビッグバン‼」をする最大の目的なのです。

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