「難しい」という言葉にどう対処する?

2016.8.11|ウインロード通信 江本のつぶやき


「このままでは難しいでしょう。」

 

夏休み初期に中3、高3受験生達は学校で三者面談が行われる。これまでの成績データを参考にしながらの進路相談です。この時点では多くの人達が志望校に対して「合格は難しいでしょう」と言われます。合格点から大幅に得点がかけ離れているならば、間違いではないと思いますが。

 

これから努力すれば届く可能性が高いゾーンにいるのならば「この夏に頑張ってもらいたい」という想いが込められていることでしょう。「頑張れば1ランク上にいける」という状況を「大丈夫」という言葉で表現してしまうと、何も勉強せずに過ごしてしまう恐れがあるからだと思います。

 

「難しい」と言われた子達の反応はさまざまです。成績を伸ばそうと人が変わったように頑張っている子、娯楽を優先させてただなんとなく夏休みを過ごしてしまっている子。

 

前者は将来の自分の姿を想像し、実現するために、今何が必要なのかを考えて実行することができる子達である。難しいという言葉に心がぶれることもなくまっすぐ突き進む。志望校を変更することもなく、行きたい学校に合わせて自分の力を引き上げていく。この力を持っている子達に勝つのは大変ですよ。毎日勉強中心の生活を送ることさえ可能にしますから。「質」も「量」も圧倒的である。

 

後者は将来の自分の姿を想像し、今何が必要なのかわかってはいるものの、実行することができない。「やる」と言うことと「実際にやる」ということはだいぶ違う。計画を実行するというのは苦痛を伴い、かなりのパワーが必要となる。勉強をやらされている感が強く、そんなことに力を注ぐよりも娯楽に時間を費やしているほうが気も楽だし、おもしろいと思う。難しいと言われれば自分の現状に合わせてあっさりと進学先を変更してしまう。

 

夢や目標が簡単に実現できるほど、世の中は進歩していません。難しくて当たり前です。やる気になる刺激と出会うのを待っていたら受験なんてすぐに終わってしまいますよ。

 

「携帯電話の娯楽アプリを封印する」

「テレビゲームをやめる」

 

過去の受験生達は少しでも目標に近づこうと、自分の趣味や娯楽を封印するという行動に出ていました。いまいち勉強に気合が入らない人はまずはそんな行動から出てみてはいかがでしょうか?「難しい」に挑戦する一歩だと思いますよ。

 

 

Follow me!

コメント一覧

コメントはありません。

この記事にコメント

コメントは締め切られました。

PAGE TOP