例えば、小学生の速さの問題。ヒトの歩く速さは?自転車の速さは?と聞かれているのに、ヒトの歩く速さ 時速1200km、自転車の速さは分速0.5mなど答えに平気で書いている子達がいますよね?それを異常とも気づかない。
意図的にそんな異常値が出るように問題を作っていることもあるかもしれませんが、そんな問題に出会ったことはないですね。ましてや教育改革で算数や数学を社会で活かそうとしているのに、そんな問題を解かされることはないと思っていいと思います。
少し話がそれましたが、ヒト歩く速さ 時速1200㎞ これを速すぎる と思っていないから答えに書いているんでしょうね。
ここで
「ん?これは速すぎる・・・というか、ヤバいな、こんな人間 笑」
と思うことができれば、間違いに気づく。どこかで計算間違いをしているのではないか?とやり直すことができる。
普段からこのような感覚を養っていくことはとても大切です。
別に問題集にかじりつかなくても、そのような感覚は鍛えることはできますよね。
スーパーでの買い物。ただぼーっと親の後ろを歩いているのではなく、親が買い物かごに入れた商品の値段をチェックし、頭の中でどんどん計算していく。清算の際に「だいたいこれくらいの金額がかかるだろう」と予測を立ててレジで答え合わせ。
おもいっきりずれているのならば数字の感覚がまだまだ身についていない。実際の数字に予測値が近づくように毎回練習だ。
高校数学でもこのような解き方をしている子がいます。難関大に合格するような子達に多い。
問題文を読んで、情報を図示しながら「答えはこのくらいの数字になるだろう」と予測を立てている。答えにたどりついた際、予測値を大きくはずれていると「これは絶対に間違えているぞ」と気づいて即座に見直すことができるのだ。
異常値に気づく数字の感覚はとても役に立ちます。