「わかる」と「できる」は別物である。

2020.6.27|ウインロード通信


「誰の力も借りずに、100点満点を獲れるまで繰り返す。」

 

成績上位層の人はこれがどれほど大切なことかをよくわかっている。

 

新しい問題・類題に手を付けるのはその後だ。

 

中学生も高校生も全く同じ。

 

今年の鶴見丘高1生は数学A【順列・組み合わせ・確率】の単元を苦手とする子達が多い。

 

なぜそうなっているのかわかりますか?

 

わからないという人。

 

これまで土曜講座や宿題で解いてきた数学Aの問題を見直してください。

 

誰の力も借りずに、全ての問題に対して解法が浮かびますか?

 

人に説明できるくらいしっかりと理解できていますか?

 

もしも自力で満点が取れなければ、点数が伸びない原因はまさにそれなのです。

 

これまで解いてきた問題をきちんと理解できていないんですね。

 

類題がいつも宿題になっていることすら気づかない。鶴見丘高校の宿題プリントは本当によく練られて作られていると思います。先生達が成績を伸ばそうと必死になって問題を作っているのが、問題の構成から読み取れる。課題をただやらせるだけでなく、できなかった問題はもう一度勉強し直すように、プリントの裏に全く同じ問題が印刷されている。

 

正直、こんな環境で勉強できている鶴見丘高校生達を羨ましく思います。

 

私が高校生の頃は「○ページ〜○ページまで読めばわかるだろ?自分でやっておけ。じゃあ次!」という具合でしたから(笑)当然、そのページを自分でやっておかなければ全然わからなくなりますよ。それを必死で解消しようと、徹夜で勉強して学校に行ったことも多々ありました。

 

学校の先生から解説を受け、塾の先生から解説を受け、質問して同じことを何度も解説される。

 

それなのに、いつまで経っても解けるようにならないのは

 

誰の力も借りずに解く訓練が不足しているからです。

 

さらに「質問してわかった問題」はほとんどの子達が「もう一度自分で解きなおさなければいけない問題」と認識していないはずです。自力で解けるようになったわけでもないのに。

 

「丁寧でわかりやすい授業を受けただけでは、何も身につかない」ことがわかりますね。

 

「わかる」と「できる」は全く別物です。

 

数学Aの思考回路は中学生の時にみっちり訓練されているわけではありません。

 

高校生になって初めて学ぶことが多い。

 

数学Ⅰの方が点数が取れたり、理解するのにさほど時間がかからないのは、中学校の教育課程で学んだ経験値の差が大きいのです。

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