化学Ⅱ講座 「ヘンリーの法則」 危険なポイントとは?

2013.5.26|江本の化学勉強法シリーズ

そろそろ、この単元に突入する高校が出てきそうだ。

 

 

化学Ⅱ 気体の溶解度 ヘンリーの法則

 

ヘンリーの法則は気合入れて勉強してね。

 

この単元、一見簡単そうだけど・・・・落とし穴がある。

 

 

ここにはまってしまうと、かなり厄介だ。

 

 

それは、体積

 

 

 

[超重要] ヘンリーの法則のポイントとは??

 

その1

 

気体の溶解度に関する法則で、溶解度の小さい(溶けにくい)気体について成り立つもの。

 

よって、アンモニア、塩化水素のような水によく溶ける気体については成立しない。

 

 

その2

 

溶解する気体のmol数や質量(g)は圧力(分圧)に比例する。

 

 

 

ここまではいいよね?

 

おそらく、ここはうまく通り抜ける

 

 

しかし、次は・・・ここでやられてしまう子が多い。

 

ヘンリーの法則は嫌だ!っていう子は絶対ここでつまずいている。

 

 

その3

 

体積は、その圧力の下で分圧に無関係

 

 

ここ、ここだ!ヘンリーの法則で「えっ?」って思ってしまうところ。

 

「その3」はかなりdangerous!!

 

 

上の説明を具体的な問題を使って考えてみる。

 

 

1.0×10^5Pa で 水1Lに酸素が1ml溶けるとする。

それでは2.0×10^5Paでは一体何mlとなるのか?

 

 

答えは 1ml。

 

 

ってあんまり難しそうじゃないよね?

 

 

問題はここから先

 

 

 

それでは、この問題ではどうだろう?

 

 

2.0×10^5Pa で 水1Lに酸素が1ml溶けるとする。

それでは1.0×10^5Paでは一体何mlとなるのか?

 

 

答えは 2ml。

ここでわけがわからなくなる。

そう、ここが山場である。

 

後は問題演習だ。

・・・・ここで一つアドバイス

問題演習は4問。たった4問でいい。

4つのパターンで完成である。

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