志望校・志望学部を選ぶ注意点(大学進学編)

2013.6.1|江本のつぶやき

大学受験生は受験校を明確に決めてきている。

 

これまでの志望校をそのまま続投していく子、さらに上の大学に切り替えた子もいれば、あきらめて別の大学を志望する子もいる。

 

志望校を決める時に注意して欲しいのは

 

 

「あきらめて志望校を変更する時」

 

 

 

特に、「自分にはこの大学(学部)に進学する能力がないので、行けそうな大学(学部)を志望します。」という感じで決めてしまっている時だ。

 

中でも「志望学部」がころころ変わっていく感じを、私は一番危険と感じる。 

 

この決め方は今後を大きく左右する。

 

一番怖いのが、2学期中にさらに成績が下降し、また志望校(志望学部)変更を迫られることである。

 

現状で行けそうな大学・学部を選んでいるというのは、「受験勉強をやりたくない」という気持ちが強くなっている証拠だ。

次第に、本気で取り組んでいる子に追い抜かれていく。

 

追い抜かれたらどうなるか?

また、現状で行けそうな大学・学部を探す。

まさに負のスパイラルである。

 

仮に、君が志望校を変更して興味もなかった大学(学部)に合格したとしよう。

その時は嬉しいかもしれない。

どんな状況であれ、合格は嬉しいものだ。

 

そのあと君は合格した大学(学部)に通うことになるだろう。これから数年間。

 

 

「誇り」を持って通えるだろうか?

 

 

本当は行きたくなかった・・・なんてことになると大学生活は楽しくない。

 

 

志望校が母校になった時、君はどう思うだろうか?

 

 

受験勉強とは「合格を勝ち取る」だけでやるものではないと思う。

「これ以上頑張れないくらい努力して選んだ」という過程が大切なのだ。

精一杯努力して手に入れたものは、自分にとって一番大切なものとなる。

 

誇りを持って通えるように、

「自分はなぜこの大学(学部)に行きたいのか?」

をきちんと考えて欲しい。

 

どうして真剣に考えて欲しいのか?

 

それはね、大学進学とは「特別な入試」だから。

その分野の専門家になるという世界に飛び込んで行くからなんだ。

極めて専門性の高い学問を学ぶ場所。

そして、君が一生関わっていく仕事までもある程度決定してしまう。

それが大学なのだから。

 

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