「勉強しなさい!」は禁句!?

2013.10.1|江本のつぶやき

親が子供に対して一喝する言葉 「勉強しなさい!」 について考えてみたい。

 

 私達の塾は小学生・中学生・高校生を対象としている。最高で12年間、子供達と一緒に塾で過ごす。

 そして、この期間に「うちの子は勉強しません・・・」と保護者の方から相談を持ちかけられる最も多い時期が・・・・そう、「中学生」である。中でも受験学年である中3生の割合が最も多い。高校受験生は毎年ドラマがある。県立高校入試が近づいてくるとその頻度はピークに達する。

 

 

「中学生」とは「自らの意志で勉強するのが難しい時期」である。

 

 

 

学年順位が上位の子でも例外ではない。机についてなかなか勉強しない子供を見ると、大人たちは「自分が中学生の頃はもっと勉強していたぞ!」と思ってしまい、ついイライラしてしまう。静かに見守っていようと我慢をすることもあると思います。しかし、テスト期間に突入しても勉強しない我が子を見てしまうと、もう我慢の限界である。そして、爆発する。

 

 

 

「勉強しなさい!」

 

 

 

すると「わかってるわ!!!」と大声を上げ、力いっぱいドアを閉めて部屋を出て行く子供達。

 

 この言葉で素直に勉強を始める中学生はごく僅かである。ほとんどの子達が反発します。

 

 

 

一時的には効果があるかもしれません。しかし、「一時的」である。

 

 

 

「勉強しなさい!」と言い続けていたら、驚くほど勉強するようになりました!という声を保護者の方から聞いたことは一度もありません。むしろ、「さらに勉強しなくなりました・・・・」という声が多い。

 

 

 そうなってくると、自ら勉強するまで放置しておくほうがいいのではないかと思ってしまう。

 

 

結論から申し上げますと、それは「NO!」である。

 

 

先にも述べましたが、中学生とは「自らの意志で勉強するのが最も難しい時期」である。本気の大人達が働きかけなければ、そのまま入試当日を迎えてしまうことになるだろう。想像するだけでも恐ろしいですね。

 

高校入試はほとんどの中学生にとって人生初の公式試合である。全力で勝負して成功体験を積み上げて欲しいと大人たちは願う。「勉強しなさい!」というと、反発が生じ勉強しなくなる。  

 

 でも、言わなければ勉強しない・・・そんなジレンマで苦しむ保護者の方はたくさんいらっしゃいます。

 

 

もう結論は出ましたね。

 

 

「勉強しなさい!」は禁句ですね。

 

 

 この言葉からは子供の勉強に対してプラス効果は全く期待できないのです。

ではどうすればいいのでしょうか?

 

 

大人も一緒に勉強し、子供に模範を示す。

 

 

子供が勉強し始めた成功事例の一つですが、なかなかできることではありません。現実的ではないですね。お父さん。お母さんは忙しいのです。

 

 

もっと簡単に子供達に勉強させる方法があります。

 

 

 子供たちの行動をじっくり観察してみてください。保護者の方だけが「コントロールできる聖域」が見えてくると思います。私達塾講師が束になってもすることができません。この部分の主導権は確実に保護者の方が持っています。

それこそが、我が子の目を勉強に向けさせる「答え」であると私は考えています。

「○○を○○する」です。

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