令和8年度(一次入試)国語の解説
【一】 漢字・語彙・話合いの構成
- 漢字の書き取り
- (1) 提供(ていきょう)、(2) 委ねる(ゆだねる)、(3) 漂う(ただよう)、(4) 眺望(ちょうぼう)が正解です。基本的な語彙力が問われています。
- 漢字の使い分け(同音異義語)
- (1) 「交差」と同じ漢字を使うのは「親交がある」の選択肢 イ。
ア、収める イ、修める ウ、治まる
- 話合いの構成
- (1) Bさんの発言は、Aさんが紹介する理由を明確にした方がよいという意見なので、「私の趣味」の後に「特色①」を置くなどの構成案(エ)が適しています。
- (2) Dさんの発言は、「とても良いですね」とAさんの思いに賛同し、更に特色などを入れた方がよいとアドバイスしているので(ア)です。
【二】 小説(堀田瓶「星の教室」より)
- 品詞の分類
- 線①「いわゆる」と同じ品詞を選ぶ問題です。ア 副詞、イ 連体詞、ウ 形容詞、エ 副詞。「いわゆる」は名詞を直接修飾する連体詞なので、正解は イ 。
- 心情理解
- 蕗子がさやかを「まじまじと見つめた」理由は、さやかがここ一週間ほど夜間中学に興味を持ちながらも、フェンスから覗くだけだった様子を見ていて、かつての自分のように無駄な歳月を過ごさせないように、校門をくぐるきっかけになろうと考えたから。正解は(エ)です。
- 空欄補充
- (1) [ I ] には学校に対する「ためらいや恐怖や怯む気持ち」が、(2) [ II ] には「憧憬」(ア)が入ります。さやかの複雑な学習意欲と不安が表現されています。
- 表現の意図
- (1) [ III ] には、蕗子が自身の過去と重ね合わせ、さやかを諭すように落ち着いた様子を示す(イ)が入ります。
- (2) [ IV ] の空欄は、本文の言葉を用いて「自分と同じように無駄な歳月を過ごさせまいと、勇気を持つように」といった内容が入ります。
解答例:自分は校門をくぐる勇気がなかったが、さやかにはその勇気を持ってほしい
5.文中表現
ア、「キキキー」というブレーキ音 擬音語 適当
イ、「顔から火が出る」 慣用句 適当
ウ、会話文より 適当
エ、一人称「ぼく・わたし」 不適当
【三】 説明文(藤井一至「土と生命の40億年」より)
- ノートの整理
- (1) [ I ] には安定して確保できる安全な食糧
- (2) [ II ] には、狩猟採集生活よりも「労働時間」が増加したことが入ります。
- (3) [ III ] には、人類の農業の結果として「過去の~肥沃度」を低下させてきたことが入ります。
- 図の読解と発表原稿
- (1) 図中の [ X ] には、土を休ませる「休閑」が入ります。
- (2) 発表原稿の①とは「畑から失われる栄養分の量が、岩石の風化によって補給される栄養分の量を上回っている状態」を指しています。
- (3)発表原稿の②の行動とは、「土とともに生きていくことを考える」の記述から、「土を用いない~」や「伝統的な農業に置き換わる~」は不適切。
また、「食品ロス」に関する記述はないこなどからウを選択する。
【四】 漢詩(白居易「暮江吟」)
- 漢字の知識
- 問一:総画数(12画)が同じものを選ぶ問題、正解は(イ)の「寒」です。
- 問二:書き下し文は、「月は弓に似たり」なので「月似レ弓」となります。
- 詩の形式と構成
- 問三:一句が七字で四句から成るため、「七言絶句」(ウ)です。律詩は八句です。
- 問四:詩の構成について、[ I ] には「夕方」(ウ)、[ II ] には「紅」が入ります。また、後半の情景としてふさわしい絵は(ア)です。[III]には、イが入ります
【五】 実用的文章(パンフレット作成)
- フォントの選択
- 問一:「食べ物」の項目に変更が必要な理由は、「いちばんおいしいのはとり天」と客観性を欠いた記述であるから、アが正解。
- 問二:手書きの際の注意として不適切なものは、目的に関係なく「何事も速く書く」(イ)ことです。
- 記述問題(フォントの活用)
- 問三:パンフレットの表紙において、例文としてゴシック体(II)を用いるのが良いという意見をまとめます。理由は、「多くの人に見てもらいたい際、文章中の強調したい部分に適しており、以前のものより太い文字の方がわかりやすかった」といった、資料の特徴に基づいた具体的な経験を交えて記述します。
コメントはありません。