中学2年生で学習する連立方程式の文章問題。x,yという文字を使い、加減法や代入法で答えを導く。
例えば、以下のような問題があるとしましょう。
【問題】
りんご3個とみかんを8個買うと780円、りんご3個とみかんを5個を買うと600円である。りんご1個とみかん1個の値段をそれぞれ求めなさい。
この問題、中学生ならば下記のような解法になります。
りんご1個の値段を X 円、みかん1個の値段を y 円とおく。
問題文より、以下の式が成り立つ。
3X + 8y = 780・・・①
3X + 5y = 600・・・②
①-②より
3y = 180
y = 60・・・③
③を②に代入すると
3X + 5 × 60 = 600
3X + 300 = 600
3X = 300
X = 100
りんご1個 100円 みかん1個 60円
それではこの問題を、算数で解いてみましょう。
りんご1個を「●」、みかん1個を「●」とします。
●●● ●●●●●●●● = 780円・・・①
●●● ●●●●● = 600円・・・②
①-②をすると
●●● = 180円
● = 60円
ここで、りんご3個とみかん5個を買った場合600円になるので
600円 ー 5個 × 60円/個 = 300円
つまり、「りんご3個で300円」ということがわかる。
よって、りんご1個=100円
りんご1個 100円 みかん1個 60円
算数をしっかり理解することはとても大切です。算数で身につけた思考力は、高校入試や大学入試といった大舞台でも意外と活躍してくれますよ。
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