高1・高2は受験学年になった時の土台を築く時期

2015.4.22|江本のつぶやき


大学進学を目指す進学校に身を置く

 

それは「高校生活を大学受験のために捧げる」ということである。   高校受験の時は「中3になってから本腰入れて頑張ればいいや・・・」という気持ちの子がほとんどだったと思います。

受験学年になってから受験勉強をスタートさせる。   そう考えている子は周りの子よりもかなり早い受験勉強をスタートさせることになるでしょう。

 

実際は、受験まで残り半年、あと4か月しかないといった時期でも   「うちの子はいつになったら受験勉強を開始するのかしら??」   と子供より親のほうが真剣に考えているケースがほとんどです。   それでも、受験を意識しなかったこれまでの日々を補うだけの努力ができれば 志望校に合格できる。

 

 

しかし、大学入試は違いますよ。

 

仮に、高1、高2を基礎力をおろそかにしたまま、高校3年生になったとしましょう。   いよいよ受験学年です。

 

「よし!これから一生懸命勉強しよう!まずは基礎から・・・」   と思っていても、その時に学校から出される課題は基礎力を向上させるようなものではありません。

 

中学校の頃にやっていた新研究やセミナーは基礎を確認する時期と応用問題を解く時期と分けることが出来ましたが、大学入試の受験勉強はそうはいきません。   最初から、出題された大学名が記載されている問題が課題として出てきます。

 

しかも、自分のしたい勉強(基礎から勉強したい!)ができないほどの課題が出されます。   高1、高2の段階で基礎力が完成していることは当然なのです。   高1、高2の土台は国公立大学に現役合格を果たすための必須条件です。

 

中1、中2の頃の感覚で高1、高2生活を過ごしてしまった場合、現役合格の可能性 はかなり低くなる。

 

過去にそんな状況で奇跡の大逆転合格を勝ち取ったウインロード生がいますが、生半可な覚悟では同じことはできないと思います。あまりの過酷さに脱落(志望校を変更)してしまう子のほうが圧倒的に多いです。

 

だから「ミラクル」なのです。

 

そんな奇跡の瞬間を期待するのはハイリスク。

 

高1・高2という時期は、高3になってからの受験勉強がスムーズに行えるようにしっかりと準備していく期間なのです。

 

 

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