「自学力」を身につけてもらいたい

2015.11.27|江本のつぶやき


進学予備校ウインロードで最も学んで欲しいことは「わからない問題の解答を読み解き、自分で学ぶ力」である。つまり「自学力」だ。中学部では普段、電子黒板を利用した解説授業を行っておりますが、ビッグバン!!では解説授業はほとんど行われません。塾でみっちりテスト勉強です。

 

なぜこのような形式をとっているのか理由があります。

 

ウインロードは国公立大学、早稲田大学、慶應義塾大学をはじめとする難関私立大学、医歯薬系学部への進学者を輩出するために設立されました。これまでに当塾で育った子達で上記の大学へ進学して行った子達も少なくありません。

 

彼らに共通していた力は「自学力」です。これを中学生のうちに身につけさせておきたいのです。高校生になると、1週間で習う学習内容は中学校で習う量とは比べものになりません。1から10まで教えてもらうスタンスでは、3年間で大学に合格できる力を身につけることはできません。「自分で解答を読み解けない」となれば、誰かに教えてもらうまでわからない箇所を放置し続ける。結果、ますますわからなくなってしまいます。

 

また、大学受験生になってからはこの差は著しい。問題演習中心の生活を送ることになる高校3年生は、毎日が「問題を解く⇒解答で勉強する」の繰り返し。解答を見ながら自分で勉強できる子達はどんどん演習が進みメキメキと力をつけていく。しかし、自力で解答を読み解けない子達は1問1問誰かに聞かなければわからないため進むのがとても遅い。これでは大学入試までに必要な力を身につけることは困難です。大学入試ともなると知識量は膨大です。誰かに頼りっきりでこれらの知識を維持するのは不可能である。

 

とにかく、大学受験生になるまでに自力で勉強できる範囲をできるだけ広げておきたい。質問にくる回数がものすごく多い、あるいは最初から最後まで先生達に問題を解いてもらっているのは大変危険な状態です。

 

不思議に思うかもしれませんが、国公立大学や難関私立大学、医歯薬系学部への現役合格を勝ち取っていった子達は驚く程質問が少ない。季節講習中は朝から自習室にやってきて、塾が閉まる夜10時くらいまで一度も外に出てこないのが普通である。解いているのは高難度の問題が多いですが、解答解説を自分で読み解くことができるのでやりたい勉強がどんどんできるのです。「自習力」が圧倒的である大学受験生は難関大学への現役合格を果たす。

 

さらに、この力は「短期間での激伸び」を可能にする。まれに、高校3年生になって絶望的と思われる状態から驚く程の変貌を遂げ、国公立大学に合格してしまうケースがある。もちろん適切な指導は必要ですが。

 

彼らが激伸びしたのは1から丁寧に教えたわけではなく、合格を可能にする「学習量」を提示したにすぎない。つまり、指示通りに勉強を進める「自学力」があったからこそなのです。

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