数学①同様、記述式問題の出題は、採点の不公平性の指摘を受け、見送られました。しかし、思考
力・判断力を評価するための出題形式、具体的には複数の情報を読み取って答える問題や、会話文、
日常生活に密着した場面設定などは当初の予定通り導入されます。
センター試験の現代文は、論理的文章と文学的文章からの出題でしたが、共通テストではこれらに
実用的文章が加わります。試行調査で実用的文章として採り上げられたのは、2017年(平成29年)が生
徒会規約、2018年(平成30年)が著作権法でした。いずれも、そのテーマに関する複数の資料が提示さ
れ、それらを参考として問題を読み解いていく形式となっています。
古文・漢文は2回の試行調査から、従来のセンター試験の傾向を踏襲しつつ、題材の組み合わせ、対
話による設問の二点に今後の傾向が示されたと言えます。
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