大学入学共通テストについて (6)数学はどう変わる?

2020.10.26|ウインロード通信


 数学は、グループ①の出題科目が「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」、グループ➁の出題科目が「数学Ⅱ

 

」「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」で変更なく、配点も①100点、➁100点は変わり

 

ませんが、①「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」の試験時間が70分になりました。➁の試験時間は60分のま

 

まです。この10分延長は、当初、記述式問題が導入されるためでした。記述式問題は、正答が複数生じ

 

たり、取り扱いが難しいことから見送られましたが、それでも思考力・判断力を評価することに変わり

 

なく、読解力を要する問題を出題することが試験時間延長の要因です。

 

 2018年(平成30年)2回目の試行調査では、1回目の試行調査に比べて①➁とも問題文が相当改善さ

 

れ、短くなりました。とは言え、センター試験に比べれば問題文の長さは否めず、2020年(令和2年)

 

センター試験で「数学Ⅰ・数学A」20頁、「数学Ⅱ・数学B」14頁であった問題文が、改善された2回

 

目の試行調査でさえ「数学Ⅰ・数学A」26頁、「数学Ⅱ・数学B」24頁となっており、正確に問題文を

 

読む読解力が高いレベルで要求されると予想できます。それ故、差がつきにくくなるか、高得点者と低

 

得点者の二極化になる可能性があります。

 

 残り時間は多くないですが、結果だけを求めるのではなく、結果に至るプロセスを大切にする学習を

 

実践しましょう。

                                         文責:金藤

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