小学生のうちに身に着けてほしいこと⑦

2014.11.22|小学生のうちに身に着けてほしいこと


★ノートは無駄遣いせよ

計算過程を書く練習は、広々としたスペースで行うのが良い。試験の時は限られたスペースで計算していくことになりますが、限りあるスペースを有効に使いこなせるようになるのは、訓練してからでないと難しい。まずは、大学ノートのような広く使えるもので訓練していきましょう。しかし、ノートを与えただけで自由度を大きくしてしまうと、計算過程を書く訓練がうまくいかないことがあります。

 

例に挙げている「大学ノート」を使ってもらい自由に計算過程を書いてもらうと、いろいろなことが起こります。特に酷いと感じたのは、ノートの1行の中に分数を書き込んでしまうような使い方です。採点する私たちにも何が書いてあるのか分からない上、本人も数字を見間違ったり、見失ったり。これでは訓練にはなりません。

 

・分数を書く時は最低2行は使う(1行は分母。もう1行は分子に使い、真ん中に分数の線を書く)

 

・式を書いたら必ず1行空白を残して次の段から書き始める。(約分で書き込むスペースを残しておく。)

 

という具合に、分数計算に費やす行数は4行以上確保して進めていく。ノートがスカスカで違和感があるかもしれません。しかし、空白の部分が全く見えないノートの使い方をしていて、計算問題が得意になったケースは見たことがありません。算数が得意な子のノートは見やすい上、きちんと整理されています。

 

これはほんの一例で、まだまだ注意しなければならないことはたくさんあります。ここで全部紹介するのはなかなか厳しいですね(笑)ぜひ一度、お子様の算数ノートを開いてみてください。ぎっしり詰めて書き込んでいるノートは決して良い方向には進みません。

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