大学受験で頻出の英文法「動詞の語法」。センター試験の第2問に10問中3~4問出題されたこともある。しかしこの単元、「答えがひとつに定まらない」という悩みを抱え、苦手とする高校生は多い。
実はこの単元、かなり重要です。
突然ですが、英語の「文構造」を決めているのは一体何なのかわかりますか?
並べ替えの問題が苦手な人は必見です。
実は「動詞」が決めているのです。
「tell」という単語がありますよね?意味はもちろん「~を伝える」です。
やりましたね!意味を覚えたから勉強終了です・・・・ではだめですよ。それでは英文法の問題まで解けるようにはなりません。動詞「tell」を使ったのならば、下記の文構造が取れることまで覚えておかなくてはいけません。
主語 tell 人 物 (人 に 物 を伝える)
主語 tell 人 about ~ (~について 人 に伝える)
主語 tell 人 to V原 (人 に V原 するように言う)
主語 tell 人 that S + V (人 に S + V ということを伝える)
こんなふうにどんな英文を作ることが出来るのかは「動詞」が決めているのです。
まだありますよ。
今度は動詞の「意味」について考えてみましょうか。
英語長文を日本語訳している時に「???あれ?」って思ったことがありませんか?
そう、見慣れている英単語を、見慣れている意味で日本語訳をしてみたら、何やら変な日本語訳ができあがってしまった経験がありませんかね?
「まぁ、いっか!」
とそこで終了してしまうような勉強をしていたら、高校英語は絶望的となってしまします。
私自身が経験者です(笑)
これ、100%英語の成績が下がっていきます。中学時代は英語が得意だったのに、できなくなっていく理由のひとつはまさにこれです。
下記の例文を見てみましょうか。
① I do my homework.
② Moderate exercise will do you good.
例文①も②も動詞は「do」ですね。
では日本語訳してみましょう。
①私は宿題をします。
②適度な運動はあなたに利益を与えるでしょう。
「do」の訳し方が違うのがわかりますか?
では、下記の英文の意味を考えてくださいね。
わからなければ「become」を辞書で調べてみましょう。
③ He becomes a novelist.
④ This pipe becomes a novelist.
「become = ~になる」 だけで日本語訳するとおかしいですよね?
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