「何点取ろうと思ってる?」

2015.6.16|江本のつぶやき


「何点取ろうと思ってる?」

 

塾生達にこのような質問をしてまわることがある。

 

答えは様々である。

 

「もちろん100点です!」

 

「80点取りたい!」

 

「欠点さえ逃れれば・・・」

 

などなど。本人たちがどれだけの点数を目標にしているかよくわかりますね。

 

現在の成績が目標点に近い子は当然その目標になると思うのだが、

 

現在の成績が目標点には程遠い子でも、高得点を設定している場合がある。

 

とても素晴らしいことだと思いませんか?

 

より高みを目指すには自分自身が「無理!」と思っていないことが一番重要。

 

現に、今は親に怒られるような点数でも、目を見張るような成績上昇を見せてくれるのはこういうタイプの子達が多い。

 

この子達は今の自分ではだめだけれど、必ずこの目標を達成したいという意志を持っている。

 

当然、普段の勉強もその心に従って行うため、勉強の仕方もどんどん変わっていく。

 

問題は「欠点を逃れればいい・・・」など、何かに追われているような、しかたなく思っているような目標の立て方をしている子達だ。この時点で、高得点を取ることは絶対にありえない。

 

ちなみに、この目標を立てている場合、勉強に費やす時間は決まって「テストの前日のみ」である。優先順位がやたらと低い。

 

「無理!」と思ってしまうと永遠に今の場所から抜け出ることはできない。

 

「そんな力はない・・・」と思ってしまうことは、自分から大きな可能性を奪ってしまうことになる。この損失は想像以上に大きいですよ。

 

成績が伸びにくい、どれだけ勉強量を増やしてもなかなか伸びない。

 

心のどこかで「自分には無理だ」と決めつけていませんかね?

 

これを解消するためには「小さな成功体験」を積み上げていくしかない。

 

「ただなんとなくうまくいった」ではなく「頑張って成功した」経験を持つことが大切です。

 

いきなり大きな目標を立ててやり遂げてしまう子達はそんな体験が多いのだと思います。

 

普段から小さな目標を立ててやり遂げていくことで十分。

 

・次のテストまで英単語の練習は毎日続ける。

 

・計算問題を1日10分解く。

 

など、自分が超高いモチベーションで望まなくてもやっていけるような目標から設定していく。

 

いきなり

 

・毎日3時間勉強する

 

・夜はテレビを見ない

 

など、ハードルが高すぎる目標は必ず失敗する。

 

最初はいいんです、簡単な目標で。

 

これまでそんな目標を立てたこともなかったのに、それに挑戦して成功した。

 

大進歩だと思いますけどね。

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