高難易度の問題にこだわる

2015.6.29|江本のつぶやき


テスト勉強期間に入ると、やたらと難易度の高い問題をじっと考えている子がいます。特に数学ですかね。どこの中学校でも配布されている「基礎の学習」。問題構成はA問題・B問題そして高難易度のC問題に区分けされています。

 

A問題やB問題が赤ペンで真っ赤に染まっているにも関わらず、「先生、C問題が解けません・・・」。当たり前である。A問題・B問題が自力で解けないのに、C問題が解けるはずもない。

 

C問題を何時間も考えている暇があるのならば、A問題やB問題を完璧に解けるようにしてもらいたい。

 

そもそも、試験が間近に迫っているというのに、数学1問に何時間もかけている意味がわからない。社会は?理科は?英語は?国語は?もう準備万端なのでしょうか?
いろいろ問いただしてみると、ほかの科目はまだ全然手をつけていなかったりするのだ。点数の取りやすい項目には注目せず、本番で点数が取れるかどうかもわからない高難度の問題にこだわる。

 

高難度問題への挑戦を否定しているように見えますが、私はむしろその挑戦意欲は大いに褒めてあげたいし、理解できるまでトコトン付き合ってあげたい。思考力を育てるにはそんな問題も大切だ。しかし、時間にゆとりが持てる時の話である。基礎力が欠けているのに、テスト直前に力を入れるところではない。

 

もちろん、基礎力が完璧な状態であるならば、そういった問題にチャレンジしてもいいと思います。100点満点を取るために。

 

「努力しているのに成績が伸びない。」というのは、「間違った方向に労力をかけている」場合がほとんどだ。そのことに自分自身で気づくのはかなり難しい。だから塾でテスト対策を行っているのです。彼らの成績が伸びない原因を見つけ出し、徹底的に修正していく。そこで修正できた勉強法は高校入試や大学入試、社会人になってからの資格試験に大いに役立つものです。

 

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